Aikaさんの映画レビュー・感想・評価

Aika

Aika

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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.6

「僕はミュージカルの未来だ」

そう言い残し35歳で急逝したジョナサン・ラーソンの半自伝的作品。
そして彼が残した作品「Rent」は間違えなくミュージカル史を変えた。
ジョナサンがいなければRentが
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「真夏の夜の夢」(2019年製作の映画)

4.5

Beyonceは正義。

いや〜笑いすぎて何度ハンカチで涙拭ったことか♡
4ヶ月半振りの劇場鑑賞が190分なんてお尻と集中力が持つか心配だったけど、体感30分だった。爆笑してたらあっという間に終わって
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃいい話じゃん…!


超自己中なフィルに「一度立ち止まりなさい」と神様が送った特別な一日。

せわしない日々で失くしていくもの、消耗していくもの。
毎日が同じことの繰り返しだと嘆くなら、そ
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コピーキャット(1995年製作の映画)

3.0

猟奇殺人を扱う作品って一番賞味期限が短いかもしれない。
なんせ犯人の手口はますます巧妙で過激になっていくし、捜査方法もどんどん進化していく。

なので悪くはないんだけど、時代をもろに感じてしまった。だ
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ザ・ウーマン 飼育された女(2011年製作の映画)

2.8

これはめちゃくちゃ胸糞…!!
原作/脚本がケッチャムなことを知らずに観てしまい、心構えができてなかったのが失敗。「隣の家の少女」を読んでから、彼とは距離を置こうと決めてたのに…

ザ・ウーマンはいいん
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サインスピナー(2013年製作の映画)

3.0

店の看板を巧みに操り宣伝するパフォーマンスのことをサインスピニングというらしい。
そう言えばカリフォルニアの街角でよく見かけたなぁとぼんやり思い出した。

そんなサインスピニングで小遣い稼ぎするシャラ
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

3.9

こんな楽しい捕虜収容所あり?

収容所に潜むスパイは誰だ!?というサスペンスが軸ながら、収容所での生活は地元では知られたちょっと悪めな男子校みたいで、コメディ映画のノリで観れてしまう稀有な戦争映画。
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マンハッタン(1979年製作の映画)

4.0

この作品に影響されNYへ行き、ロケ地巡りをしたという知人の話を聞き、私もNYに行く前に必ず観よう…!と思っていた作品。
なのにすっかり忘れて今更観たんだけど、私はこれ、いま観てよかった!
ロケ地はベタ
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.8

太古の昔に絶滅したはずのピラニアが蘇り、春休みで海に集ったウェイウェイ達に襲いかかる…!

始めちょっとバカにして斜めに見てたことを謝りたい!B級映画のS級もの!めっちゃ面白い〜♡

オープニングいき
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恋をしましょう(1960年製作の映画)

3.6

ギリギリ下着が見えない紫のニット一枚で、コールポーターを歌いながらポールを伝って降りてきたのは女神マリリン・モンロー。そのあまりの眩さに、いきなりノックアウト♡
一応多分きっと同じ女性なはずの私でも一
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別離(2011年製作の映画)

4.2

終わりのない不幸の連鎖。始まりは巻き込まれ事故のように見えたけど、すでに崩壊していたものが露呈しただけだけ。

2時間ほぼ会話劇。絡み合う嘘と巧みな泥仕合の心理戦で構築されている脚本がお見事。結果臨場
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タップ(1989年製作の映画)

3.9

刑務所帰りのタップダンサー、再起のOne More Step!!
ストーリーは何の捻りもないので気にせず、純粋に一流のタップダンサー達のダンスを楽しむ作品♫
主演はグレゴリー・ハインズ。「ホワイトナイ
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台風一家(2011年製作の映画)

2.2

邦画屈指の鬱映画と聞いて。

うーーーん…
確かにド禁忌の連続。かつそれが雪だるま式に膨らんでいきラストは大爆発。

でもだからなに?て感じ笑

「追悼のざわめき」のように化けることなく、ただただ不快
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.6

帰ってきたブギーマン!待っていたローリー!
最近流行りの強すぎる老人シリーズの仲間入り?40年後の再対決。

それにしてもこれだけ時が経った続編に、マイケルもローリーも中の人が同じ役で出演って熱いな…
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ハロウィン(1978年製作の映画)

3.3

はじめまして、ブギーマン!🎃

真っ暗な背景にオレンジのカボチャがぽてっと置かれたお洒落なオープニング。
その後もとにかく画にセンスがあって、全然怖くないのに見入っちゃう。

ホラー好きなのに実は初鑑
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映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

4.0

口はよこ!

テレビシリーズは未見だけど「ウォレスとグルミット」が大好きなのでその流れで。

大人が観ても笑って泣ける良きストーリー。ほぼ台詞はないのに、この感情の豊かさ!
「サウンドオブミュージック
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モダン・ミリー(1966年製作の映画)

3.1

ジュリー・アンドリュース主演のお気楽コメディミュージカル♫

2002年にはBWで舞台化されトニー賞受賞。私はこのBW版のサントラから入ってしまい映画は初めて観たんだけど、なかなかぶっ飛んでました!
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東京物語(1953年製作の映画)

4.2

「紀子3部作」三作目
家族ってなんだろう。

実家を離れた子供たち。実際の距離が心の距離と比例してしまい、家族だから、血が繋がっているからという安心からくる遠慮のなさはときに残酷で。
年老いた夫婦が「
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麦秋(1951年製作の映画)

3.9

「紀子3部作」二作目。
紀子さんの嫁入り問題再び。「えっ父好きすぎて出戻ったの紀子さん…!」と驚いたけど、同じ紀子でも違う紀子なのね…演じるのも共に原節子さんだから紛らわしい笑

オルゴール館のBGM
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晩春(1949年製作の映画)

4.1

小津監督、始めました🌸

まずは「紀子3部作」一作目から。

舞台はなんと私の母校がある北鎌倉!
3年間毎日通った駅、70年前でも面影があることにまず感動してしまう…いいところなんです北鎌倉。

そし
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.0

偏見のない人間なんていない。
「自分だけは違う」と問題の外にいるつもりの”善人”すら化けの皮が剥がれ堕ちていく。

善悪は表裏一体で、ちょっとしたタイミングや気分でも、運試しのコインのようにどちらの面
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.8

さっそく続編!今度はBttFだ!

まさかのエセ金髪の彼が主役?と思いきや、我らがツリーちゃんまたもや災難。

1で逞しく成長した彼女、今となっては鉄の心。自ら死に向かっていく姿には、笑っちゃいけない
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.9

死はデジャ・ブ。

アマプラ配信早かった!それも2と同時配信なんてえらい!愛してる!とても楽しみにしてた作品なので、即2日連続で観ちゃいました。

評判通りおもしろい〜
ホラーというよりビッチなツリー
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.6

人生なんて運だねぇ…とつぶやきたくなるようなコメディ群像劇。

前半は登場人物を把握するだけで精一杯。展開もスピーディだしなかなか頭がついていかない。
とにかくでっっかいダイヤをあらゆる方向からいろん
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絶叫のオペラ座へようこそ(2014年製作の映画)

3.2

笑撃のホラーパロディミュージカル…?
歌も上手くなければ展開も読める。しかし抗えない魅力…?これは…なんなんだ…!

オープニングナイトに惨劇が起こったミュージカル「オペラ座の呪い」から10年。
子供
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インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

3.1

電波の入りにくい豪邸。
ハイな元妻と今カノ、久々に会った友人たち。
パンツ履こうよお姉さん!
いきなりいかつい男登場…キモカップル爆誕。
なぜそんなに鍵かけたがる?
学生ノリでエロゲーム。
でたでた新
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バレエ: 未来への扉(2020年製作の映画)

3.9

インド版「リトルダンサー」👯‍♂️

ムンバイの貧民街に住むヒップホップダンスを愛する悪ガキアシフ。
独学でダンスを学びテレビのダンスショーで特別賞に選ばれたニシュ。
ふたりはそれぞれのきっかけでムン
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NTLive『フリーバッグ』(2019年製作の映画)

3.8

彼女への感情ほど言葉にしにくいものはない。
共感とするほど単純ではないけど、女がfuckされる側というつまんない概念をさらっと無視する姿は心から好き。

舞台ではドラマより更に過激でドライに。一人芝居
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ブラックフット クマ地獄(2014年製作の映画)

3.2

コロナのおかげで私も含め家族みな帰宅が早い。となると毎晩何を観るか揉める日々。
この日も意見が食い違い、汁物はどんどん冷めていき、キレて奪ったリモコンがたまたま差していた今作がまさかの再生されるという
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最後の追跡(2016年製作の映画)

4.1

テキサス州郊外で起こった銀行強盗。
犯人の目出し帽の男二人を追うのは、引退間近のテキサスレンジャー。
活気の失われた田舎町での攻防はまるで西部劇のよう。しかしそのノスタルジーさは徐々に色を変え、現代の
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駅馬車(1939年製作の映画)

3.8

西部劇の金字塔!
と言っても群像劇でもあり、アクション要素も兼ね備え、ロマンスありのロードムービーみもある、エンターテイメント性がとっても高い作品だった。なので西部劇初心者の私でも観やすくて面白かった
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.8

アイルランドの神話を元にした、家族の再生の物語。

アイリッシュな音楽に乗せてとりどりのブルーのなか、流れるような直線と柔らかい曲線がデュエットしているような美しさ。
全く知らない神話でも、この土着性
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.8

無味無臭な箱庭のような家に閉じ込められた子供たちは、遊び方に抑圧からの歪みを見せ、純粋培養の極みにある狂気を纏う。
ブラッシング、犬歯のくだりまでまるで犬のように育てられながら、犬にはある名前すら子供
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.6

ドゥニ監督初期の作品で、1989年カナダのモントリオール理工科大学で発生した銃乱射事件が題材。

いきなり日常を奪う銃声が鳴り響き、時系列が乱れ音も色も抑えられた映像に、静かに恐怖が充満していく。
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キング(2019年製作の映画)

3.9

2020年の目標のひとつは今更ながらシェイクスピア入門!(ミュージカルの勉強に必須なので)
ということで片っ端から本を買ったのに、戯曲に慣れてないのもあってなかなか進まない。なので気分転換に映画からも
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

3.8

これ「僕ちゃんポップでオシャンな殺人鬼⭐︎」みたいな振り切れたホラーコメディだと思ってたら、いやいやいやいや…もう切なくて悲しくて気持ちの行きどころがなくて、弾けてえへっ⭐︎なエンディングには呆然。ア>>続きを読む

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