よしあき

クリムゾン・タイドのよしあきのレビュー・感想・評価

クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)
4.0
ロシアでの内戦。
反乱分子の男はそれなりの軍力を手にし、世界を相手に核ミサイルを発射すると脅しをかけている。
世界は緊張状態。
そんな中、先制攻撃を仕掛けるために出動した原子力潜水艦。

ついに政府からの指令が下る。
が、その時ソナーには敵影が。
全速前進で潜水。
その影響で受信途中だった指令が途切れてしまう。
そして敵艦との交戦で無線が故障。
政府からの指令は
“核ミサイルの発射を…”
肝心なところが不明のまま。

刻一刻と敵のミサイル発射準備完了が迫る。
艦からのミサイル発射には艦長、副艦長、2人の承認がいる。
一刻を争う状況下でラムジー艦長はミサイルによる先制攻撃を強行しようとする。
こちらの攻撃が少しでも遅れれば敵のミサイル発射を許してしまい、何百万人という命が犠牲となってしまう。

一方で、ハンター副艦長は指令がはっきりしないうちはミサイルを発射するべきではないと反対する。
即時発射の指令であった場合は、本艦が発射しなくとも他の艦が発射するはずだと。
しかし、もし発射中止の指令だった場合、本艦からのミサイル発射が新たな戦争の引き金になりかねない。

クルー達はそれぞれの側に別れ、反乱が起き、潜水艦という外界から隔離された空間で攻防を繰り広げる。


レッドオクトーバーを追えを思い出した。
心理的に差し迫った危機的状況でどんな決断を下すのか。
よしあき

よしあき