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赤い風船のjumoのレビュー・感想・評価

赤い風船(1956年製作の映画)
4.1
パリの少年になりたいという欲求を抱えながら東京の片隅で生活を営んでいる私に言わせれば、これは究極のシルバニアファミリー映画

20区の坂道をてってけ駆け降りたりポケットのお小遣いでペストリー買ったり大人をおもちゃにして遊びたいっていう、誰もがみんな持ってる欲望(持ってるよね?)を35分にキュッと詰め込んで見せてくれるのありがたすぎかよって
木製の学校の扉からパリの男子小学生が下校の時間にわーってたくさん出てくるシーンは自然と涙出てた、尊くて
パスカルのグレーのニットのくるんってなってる首元と、てろんとしたパンツだけどプリップリのお尻がふとした時にラインが出るの(これ、グレイテストショーマン の最後のザックエフロンもそうでしたからね)黄金率としか言いようがない
あともう記号としての風船じゃなくてリアルガチ風船ってかわいいよりも不可解な動線が邪魔くさいと思うんだけど、そこら辺もちゃんと描かれてて良き

やっぱりパリの少年は無敵だ。なりてえ〜〜〜〜
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