フランスの街並みに赤い風船が映える。70年前の作品とは思えない。今年発表されたとしても違和感がない。
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説明は何もなく、見た人が自由に解釈できる点とかも素晴らしい。
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そして、主人公の少年が…
彩度の低い石造りの街にひときわ映えてふわり浮かぶ赤い風船はセンス・オブ・ワンダーの具現化のようだ。否定する大人や奪おうとする悪ガキたちに風船は掴めない。少年と風船の絆、言葉も最小限のたった30分にわ…
>>続きを読むみた。
アイデア一発勝負という感じだけど、撮り方が上手く、なにをワンカットにおさめるのかの選択が上手く、これを実際に演技としてやったのかとはっとさせられる。
ともあれ、赤い風船のさいごはどうしても…
シネマート新宿にて、4Kで鑑賞。
男の子が掴んだ風船が、いつしか男の子についてくるようになって…。というストーリー。
セリフは最低限で、映像で見せる。
1950年代の作品なのに、「どうやって撮影し…
アルベール・ラモリス。初めて観ました。
天才なんですね。50年代の作品とは思えなかった。今年撮った昔の映画風に作られたやつ的な。
あと、何がおもろいってほとんど台詞ないのに第29回アカデミー賞で脚本…
映画が映画になるための条件を、端的に示した作品のうちの1つだろうと思う。そして、やはりここにもモニュメント(像)とモーメント(瞬間)が宿っているように感じられ、前者は風船であり、後者は少年との触れ合…
>>続きを読む(C)Copyright Films Montsouris 1956