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プラダを着た悪魔のsaccharinのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.0
まずオープニングがカッコいい。
何故カッコいいかというと、KT タンストールの曲suddenly I seeがカッコいいからであり、やはり映画にとって音楽は非常に重要な要素と言える。
この曲エンディングでも流して欲しかったなぁー。

アン・ハサウェイさんは働く女性役が似合うんですね(すいません、他マイ・インターンしか知らない)

そしてメリル・ストリープ。
本来であれば自分はこういう人物に対して「偉そうにしてんじゃねえ!このクソババァ!!」(おっと、失礼)という心境になってしまうのだが、この映画を見ててもそういう嫌な気持ちは殆ど起こらず、むしろ「カッコいいな!この人!」という感じだった。

何故だろう?と考えてみた所、この人はこういう嫌みな人物にありがちな
「自分がイマイチだから他人も一緒に引きずり落としてやろう」というタイプでは勿論無く(凄い人だからね)、
「自分は何処までもひたすらに全速力で上がっていく。それに着いて来れないなら仕方無い」。
そんな印象を受けたからだ。

実際、自分の上司だったら、たまったもんでは無いと思うが、はたから見てるぶんには、そういう人はやっぱりカッコいいのである。

ハサウェイの天真爛漫さ、ストリープのカッコ良さ、曲のスタイリッシュさ、が三位一体となって、力強いオーラを放つ作品になっている。
🔚🔚🔚
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