加藤亜季子

プラダを着た悪魔の加藤亜季子のレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.8
お勉強で見直す。
昔映画館に観に行った時もそこまで心にビシッとヒットしたわけじゃないけど、なぜか今じゃえらい大人気の映画になったよね。(特に日本では?)
普通にすごく面白いけど、映画史に残る物かと聞かれたらいや別にそうでもないでしょと思うけど、多分日本の知名度的には知らない人はいないくらいの有名な映画なのでは…?
まあ、好かれるポイントはたくさんあるからね。

これはとにかくアンハサウェイに対する感想よりもまず先に、メリル・ストリープがかっこよすぎ!!
登場シーンのかっこよさと言ったら!
出のシーン、完全に成功してるよ。
髪型もキマってるし、知的で自信があって存在感がすごい。
メリル・ストリープって、本当大した役者だなあ…!!

一方でアンハサウェイはこの映画の狙い通り、登場シーンの衝撃的ダサさ。2つに分かれてる前髪までダサい。
おまけに彼氏もダサい。
お洒落をしていくにつれすごく素敵になるけど、でも私は知っている。一度お金を使ってお洒落をする楽しみを覚えたら、あの世界に足を踏み入れたら、もう2度とあんなダサい格好には戻れないことを。あんなものを着る自分には我慢できないはず。
でもまあ、脚本上そうするべきだから良しとしよう。
でも最終的にあのダサい彼にまで戻るのは納得いかない。ストーリー上戻らなきゃいけないなら、せめて最初からもうちょいかっこよくしても良いでしょう!戻れないよ〜あんなダサくて向上心もないレストラン勤務の彼に。
というか、原作読んだらアレックスはもうちょっとカッコイイキャラだと思ったけど。学校勤めだし。
まあ原作を読んでみると映画と違う点がちらほら。勉強になりますが。

冒頭のSuddenly, I seeが流れて女性たちがお洒落していくシーンはすごくワクワクして素敵だった。
途中でたくさん出てくるNYも素敵。
あれ見てるとNYで働きたくなるよーースタバ手に持って働きたいのよ。
東京でスタバ持ってるのとはわけが違うよ。
あとちゃんとたまにはピンヒール履かないとと思いました。

それにしても、ものすごく女性向けの映画!これ、男性見ても面白いの?
しかも、ハンサムでイケてる男性キャラが1人も出てこないという、ある意味奇跡の映画!


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