このレビューはネタバレを含みます
自宅で鑑賞。
「007」シリーズ20作目の作品。
監督は「ザ・ワイルド」のリー・タマホリ。
主演はピアース・ブロスナン(「クーデター」)。
これが五代目ボンドとしては最後の作品らしい。
この後、6代目となるダニエル・クレイグ(「ドリームハウス」)に受け継がれていくんだなぁ。
実は007シリーズは、にわかだったのでダニエル・クレイグ版ボンドの作品しか見たことがなかったんだけど、今作はそれに比べるとCGもアクションも見劣りする部分はやっぱりあるなぁ。
けど、つまらないかというとそうでもなく、観終わってみると楽しかった。
また、今となってはダニエルのクレイグの印象が強いボンドだけど、ピアース・ブロスナンも大人の色気ムンムンでまたカッコいい。
クレイグが出るまでは俺の中のボンドと言えばこの人のイメージだなぁ。
今作のボンドガールであるハル・ベリー(「クラウド・アトラス)演じるジンクスも良い。
波打ち際からザパァーンとあがるシーンはセクシー極まりねぇな!けしからん!!
他にも人体移植したボスがいたり、スキンヘッド弾痕野郎のリック・ユーン(「ワイルド・スピード」)がいたりと敵も魅力的なキャラが揃っていて、あぁ、ボンド映画を観ているなぁという感じ。
話的には前半はテンポが少し悪いなぁと感じたものの、ジンクス救出シーンなどテンポ良く、なおかつボンドアクションを楽しめる後半から面白さを増す。
また、まだ若かりし頃のロザムンド・パイク(「ゴーン・ガール」)が敵役として出てくるんだけど、ジンクスとの終盤の対決がまたいい。
そして、最後の蹴りのつけ方と「これでも読んでろ!ざけんな!」、出ました!人を殺して捨て台詞!!カッコよかった。
クレイグ版ボンドのシリアス路線も良いが、こんなエンタメ溢れるボンドもやっぱり良いな。