前情報なしで見た私が、一回目の鑑賞で
この作品から感じ、心に残ったものは
直子先生母のセリフ「・・・・・あんたを救うてくれるんは、菩薩そっくりに見えるあの子らだけやで」
サムとチチとハハの家族愛。
撮影当時76才の森崎東監督が、この作品に現代社会が抱える問題をたくさん投げかけていると知ったのは後からのこと。警察の汚職、暴力団、在日朝鮮人、外国人労働者、障害者の冤罪、悲しい歴史。
タイトルが意味するのは、
当たり前のことが当たり前でなくなったことに対する違和感を表しているそう。
これを頭に入れて、もう一度鑑賞。
当たり前じゃないことが、まかり通っている世の中、マイルール人間が多いことなど、
いろんなことが見えてきた。
全体的にユーモラスです。
力強く生きている人々が描かれている。
2012/6/8