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横堀川のこのネタバレレビュー・内容・結末

横堀川(1966年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ずっと眉間に皺がよっていてはやくしあわせがきてほしい多加(おりょうさん!)、
この店を一人前にしたい、と言いながら冷やしあめを売っている姿に泣いてしまいそう
圧倒的に頼れる小沢昭一と頼りにならん主人(あまり見ないタイプの顔で慣れるまで時間がかかった、、しかし四代目坂田藤十郎、実際浮気性だったというのも良い、スキャンダル時の奥さんの対応もまさに多加のようで惚れる)
「わても一緒に首吊りますさかい」→「ほんまかいな、よっしゃ気に入った!」でもはや拍手
二店目でちゃんとがまぐっつぁんの教えが継承されている様もこころ温かく
「あの人が遊んでいるうちは景気のいい証拠」と言えたってえらくなんてない、つらいだけ、、あっぱれド根性
喪服の回収されるなんて思ってもいなかったけど渡されたときから意味ありげではあったか
旦那が死んであない芸者に泣かれてたら泣くに泣けんおりょうさん、

映画が終わっても登場人物たちの生活は続いていく、と感じる作品は多くあるが、映画が終わったらもう彼女の人生だから、と、祈るような気持ちで鑑賞を終えたのは初めてかも
伊藤先生としあわせになったって、やっぱりひとりでやっていったって、好きに生きたらええ。。
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