本作は主にビートルズ解散後、オノ・ヨーコともに、数々の名曲を生み出し、平和活動していた晩年のジョン・レノンを描くドキュメンタリー映画。
そのフッテージとして、オノ・ヨーコから提供されたジョンの生前のフィルム、ビデオにより構成されている。
それらよって、あらゆる側面がみえ、その人となりが浮き彫りにしてゆく、というもの。
その素顔は、至って普通・ナチュラル・家族を愛する、Love&Peaceが信条。
例えば、自宅の敷地内に不法侵入してきた男を警察にも突き出さず、そのまま自宅へ招き一緒にご飯を食べる。
そして、世界平和を本気で願って活動していた。
「キリスト教は滅亡するだろう。我々はキリストより人気がある」という発言が問題になったように、ジョンは神格化され、まるで教祖さまのようなイメージだが、本作ではそのイメージが払拭される。
彼が今も生きていたら、世界はもっと平和だったのだろうか、と考えずにはいられない。
尚、ジョン・レノン暗殺事件の真相に迫る、ジャレッド・レト主演、チャップマンの伝記映画「チャプター27」がある。
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