名倉

悪の教典の名倉のレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
2.8
後半のハスミンの猟奇的な展開が個人的には少し物足りない様に感じてしまいました。猟銃一つでドンドン殺していくので酷いグロ描写がある訳でもないし、生徒たちに感情移入出来るストーリーも前半で描かれないので、気持ちもうまく乗り切れませんでした。映画の宣伝からハスミンが最終的に全員を殺していくことは分かっていましたし、前半の物語が後半の為に結び付けるには少し情報不足に感じてしまいました。

伊藤英明さんの猟奇的な殺人者の演技はとても良かったです。思考回路が読めない感じや、殺人を坦々とこなしながら英語の発音練習をしている異常さがこの映画の雰囲気に非常にマッチしていて良かったです。しかしどうしてもこういう系の映画はバトルロワイアルを想像してしてしまい、それに比べると、、、とか考えて、気持ちがイマイチ乗り切れませんでした。(自己責任)

個人的に染谷将太さんの演技がこの映画で一番の収穫です。
名倉

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