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ユリシーズの瞳のiidのレビュー・感想・評価

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)
4.1
映画は眼差し。いつかの、誰かの。
そう思うと、見ている画面が突然に、物語を超えた、手触りのある実体のように感じられる。
この映画は最初の眼差しを探す旅の物語。
そして、いまはもういないアンゲロプロスの眼差し。見ていた世界、見たかった世界、伝えたい世界。
誰かが見ていた世界を、映画を通して見て、じゃあぼく日々何に眼差しを向けるのかなんて、そんなことを考える。
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