上海十月

男はつらいよ 寅次郎純情詩集の上海十月のレビュー・感想・評価

4.0
家族で観に行った記憶が甦る。今年、京マチ子が死去して寅さんのマドンナもダンダンいなくなる。ダブルマドンナで寅さんも忙しい。子供心にも「あの時は、若かったからなぁ。」笑死にするほどのインパクトだった。再見してもとどめを刺す。70年代は、檀ふみの独壇場なのだろうか、最近観る70年代映画に必ず出てくる。そしてラストの再会のタイミングには、わかっているが泣けてくる。個人的には、屈指のラストだと思います。そうだ警官役に永六輔。当時尺貫法をメートル法にする審議を国会でやっていて滅茶苦茶永六輔が反対していた。寅さんが啖呵売でその理由を話し反対派の永六輔を警官にするアイロニー。山田洋次は、結構皮肉好き。2013年6月中旬TBSラジオ「たまむすび」金曜日にTSUTAYAの番組がある。永六輔がゲストで自分が出演しながら観てない今作品を紹介していた。
上海十月

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