いち麦

緑の光線のいち麦のレビュー・感想・評価

緑の光線(1986年製作の映画)
5.0
エリック・ロメール特集。傷心デルフィーヌが過ごす夏のヴァカンスは何処でもカラッと晴れない。賑わう海水浴場で大波に呑まれる姿も象徴的で痛々しい。途中サービス満点な北欧レナ嬢の胸が気になってしょうがなかったが(笑)。
終盤に次第に自分と向き合い始める不器用な姿とその涙は何とも愛おしい。ラスト・ショットはデルフィーヌと一緒になって思わず心の中で叫び声を上げてしまった。
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