caramel

緑の光線のcaramelのレビュー・感想・評価

緑の光線(1986年製作の映画)
3.0
主人公デルフィーヌは気が小さくて自意識過剰。細かいことに拘って、うじうじめそめそ。

若さを謳歌するように、奔放に自由を楽しむ友人たちを観てはもやもや..

デルフィーヌが一緒に旅をするはずだった友人にフラれて一人旅になってしまった.,とぐじぐじするように、私たちはそんなデルフィーヌを観てイライラ..こんなに素敵な景色が目の前に広がってるのに!笑

でもね、でもでも。この映画はラストのほんのほんの一瞬が鍵。しっかりと捉えていなければ見過ごしてしまう出来事や現象。

繊細で神経の細やかな彼女だからこそ、あの一瞬があんなに素晴らしいものだと感じられるのだと思う。

キーカラーは「緑」。赤のジャケットに緑のベレー帽で口を尖らせるデルフィーヌがこどもっぽくて可愛い。
海の色も緑っぽく見える。緑と青は近いから、ね。
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