久々に鑑賞。
冷酷で暴力的、狡猾な狂犬デンゼルの凄みはアカデミー賞主演男優賞を取っただけあってヤベェな。さらに、黒人やラテン系の超危険コミュニティを点々と地獄巡りするもんだから、そら目が離せないわな。何度見てもヒリヒリとした感覚を覚えさせるね。
たった1日の出来事ながら、ベテラン悪徳刑事と正義感の強い高潔な新人との、善と悪の対立構造を明確に提示しつつも、『羊を守る為に狼にならざるをえないのか?その狼は正義の存在と言えるの?』、という相対的な概念の境界線を曖昧に、混在させる脚本も素晴らしい。でもまぁ、こりゃ悪になることマジ不可避だわ。