非常に難解で、ふしぎな世界観。
刑務所で起きた殺人事件。誰が香月を殺したのか、有吉はなぜ嘘の自白をしたのかという謎解きと共に進行する愛の物語で、何気に飽きさせない展開でした。
男色を含むので、松田龍平といえば『御法度』を思い出します。が、妖艶度がさらにパワーアップして、数多の人間が道を踏み外しそうな色気を振りまいている。
有吉は、幼少期の変な儀式?から、強い男性にのみ惹かれるようになったのかな。だから香月の上裸に刺青が見えていたのでしょう。
有吉が香月のことを愛してるのはその視線で分かりやすくて、一緒にいさせてって伝えるシーンもある。好き。なんで守ってくれるの…?とか、儚くて妖しくて美しいよね。
一方の香月も有吉を綺麗なものだと特別視して、汚い自分と一緒にいたらダメだと突き放す。プラトニックラブෆ.*・゚
この2人、8歳差あるのが何ともいい。
46億年…遠い宇宙の星の世界を描いてるのかな。香月は亡くなったあと日本に来たのだろうか。有吉は…香月を追って宇宙に行こうとしたが、本当に行きたいのは天国。