先入観、作品情報なし、ジャケ買いの体で鑑賞
あ、いわゆる邦画のこっち系か…と思っていたが、作品世界にぐいぐい引きこまれた
演劇的、実験的なアプローチで、作り手が未消化であればいくらでも陳腐になってしまうところ、観る者がヒヤヒヤしたり吹き出してしまったり…マスターベーションに堕すことなくきちんと描かれている
三池崇史監督の潔さがうまく機能した作品
松田龍平、安藤政信、窪塚俊介、渋川春彦の的確で抑制の効いた演技が素晴らしい
北村道子の衣装、CGの匙加減が心地いい
みんないい仕事をしている
短めの尺もちょうどいい
惜しむらくは音楽と石橋凌のメイク…ただこれは三池崇史の署名なのかもしれない(笑)
それにしても松田龍平はよかった
なかなかこうはいかない
絵になる人だ