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毒薬と老嬢のMのレビュー・感想・評価

毒薬と老嬢(1944年製作の映画)
3.7
私たちにだって秘密くらいはある…

老嬢のエビーとマーサ、そして甥のモーティマー。古いお屋敷で繰り広げられるハロウィンのサスペンス……⁈ な一日。

ニューヨーク ブルックリン
街の人々より信頼を得ている老姉妹が
ニワトコの赤ワインで一人ぼっちの老夫をおもてなしする、そのやりとりにハラハラドキドキ、ユーモラス且つチャーミング。そしてニヤニヤしたりもしました。

そう、ニヤニヤ。
だって、かわいいのです!

ジョセフィン・ハル と ジーン・アデーア
ポンポンポンと弾んで歩く姿や内緒話…さりげない毒舌、そして交わすセリフの絶妙なバランス!

2人の叔母姉妹に振り回されて
ケーリー・グラント、クリっつとした瞳とたまに魅せるニヒルな笑顔、こんな彼を観たのは初めてです。表情豊かでコミカルな演技も

アインスタイン博士のピーター・ローレは、謎めいた雰囲気はそのままに、ちょっとうじうじしながらも、したたかな「陰」がやっぱり印象的でした。

毒入りワインを飲ませては…

次から次へと進む目が離せないストーリーに大満足です!
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