MoscatoBianco

卒業のMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

卒業(1967年製作の映画)
1.0
初見。食わず嫌いの映画の一本でした。絶対に大嫌いだという自信がありました。自己成就予言のようですが、観たあとでもやはり大嫌いです。

エレイン(ロビンソン夫妻の娘、キャサリン・ロス)を追ってバークレーに行ってからのベンジャミン(主人公、ダスティン・ホフマン)はもうおキチです。
ラストの教会での大立ち回りは笑いを通り越して唖然としてしまいました。ドン引きです。

ところがエレインはドン引きするどころか、つられて一緒におキチになったかのように「ベーーーン!♡」と絶叫してベンと行動をともにします。自分の結婚式の最中です。
ちょっとありえませんよね。自分の母の愛人だったヤツですよ。母への対抗心ですか?

もっとありえないのがロビンソン氏(エレインの父)です。ベンに「今年の夏は羽目を外せ」とか言ってたら、自分の妻を寝盗られました。 さらには娘と結婚すると言い出されます。
どんなに寛容な男であっても最低でも杀殳しますよね、普通。バークレーでそのチャンスもあったし。おちゃらけとしか思えません。監督さん、同じ目に遭ってみて下さい。

ベンジャミンももちろん大嫌いではあるのですが、ワイもあまりエラそうなことは言えない気がしました。
ロビンソン夫人(エレインの母、アン・バンクロフト)に誘惑されたら勝てないかもしれません。と言うと控え目ですね。ホントはもっとドロドロにはまりそうです。
逆にその分エレインには行かないと思いますが。
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