Gack獅子

卒業のGack獅子のレビュー・感想・評価

卒業(1967年製作の映画)
3.5
2019年109本目、劇場60本目。予想を大きく裏切り、ある種のサイコスリラー映画だった。サイコパスとそれに洗脳された彼女じゃないとこの映画は説明つかない。背景と底が見えず上っ面だけの感情しか読み取れない中身は真っ暗な真空のような主人公と、何故か運命の相手役にされ何故かそれを受け入れるエイレン。その物語に鳥肌が立ちっぱなしだった。最初は大げさかつ下手な表情作りで気になったホフマンの演技も「ナイトクルーラー」のジェイクギレンホールばりのサイコパスを最高に表現していて良かった。サイモン&ガーファンクルの爽やかかつ心地い音楽と物語のギャップも最高。
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