ゆう

ラビット・ホールのゆうのレビュー・感想・評価

ラビット・ホール(2010年製作の映画)
3.5
じんわり広がる切なさと、
後に僅かに残る暖かさ。

事故で息子を亡くした母親と、父親。
同じように息子を亡くした経験のある祖母。
妊娠中の妹。
事故の加害者になってしまった少年。
同じ経験をした者が集うグループセラピーのメンバー達…。

物語のメインは、母親が加害者の少年との交流によって心の傷を癒していく…という部分。
だけどそれ以外の、周りの全ての人のそれぞれの想いがうまーい具合にすれ違って、みんな共通の望みを持っているはずなのにうまくいかない。そのもどかしいところもね、妙にリアルで愛おしいんです。

全体的に良かったんだけど特に私の好みだったのは台詞選び。ポッケの中の小石のたとえ話や、平行世界をテーマにしたコミックなど…センス良し!でした。

ニコール・キッドマン×今をときめくマイルズ・テラーくん。
相性良い〜!
ゆう

ゆう