ゆりの

ブラザー・ベアのゆりののネタバレレビュー・内容・結末

ブラザー・ベア(2003年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

舞台はマンモスがいた頃のはるか昔、イヌイットの三兄弟の末弟キナイが主人公。長兄シトゥカ、次兄デナヒと暮らしていたが、シトゥカが弟たちを熊から守るために死んでしまい…。熊への復讐を誓い、熊を殺すことに成功するも、自身が熊の姿に変えられてしまったキナイ。子熊のコーダに出会い、熊にも命や愛する心があるこもを知っていく。


ディズニーにしては重いテーマだけど、結構おもしろいな〜って見てたらまさかの結末!?いいんかい!そんなのあり?熊のまま生きていくだって!?デナヒ、兄弟どっちも失ったようなもんだし可哀想。
個人的な考えですが、人は人としてしか生きていけないと思うのです。ディズニーの過去作、ジャングルブックでは(動物に姿を変えられるわけではないけど)ジャングルで楽しく生きていた少年が最後は呆気なく、村娘に恋してフラフラついて行き、恐らく人間として生きていくことになる。ジャングルブックはラストに突っ込んでいる感想もよくみますが、私これでいいと思っている派なんです…。
コーダはかわいそうだけど、キナイは熊含めた動物や自然の営みや愛に気づき、人間に戻る…って結末じゃダメでしたかね。
熊として生きるということは、実質人間としての今までにさわうならすることだし、なんだかモヤモヤしてしまいました。

不必要な殺生はダメですが、太古の時代、人間が熊を殺すことも逆のことも山ほどあったと思います。どちらも生きるために必死だったことでしょう。その答えとしてはちょっと綺麗事過ぎるかなー、とも思いました。


でも、テーマとしては結構好きなディズニー作品でした。評価が難しい。
ゆりの

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