大きなひねりも無く人間が熊に変化するのを見せる。
というか見せられているの表現が正しいのか。
説明も無いまま変化して、戻るときも突然。
物語を楽しむにはこの適当さを受け入れる必要があるだろう。
確かに熊のほうが表現豊かで眺めている分には楽しいが、歌での省略が激しく物語自体は良いとはいえない。
人間同士の因縁と熊の因縁。
これを結びつけるのが熊に変形する人間。う~ん何とも微妙。
ただ最後の決断はこの手のものとは思えぬほど意外だった。
こういう変化球をもっと物語に取り入れれば絶対に面白くなったはずだ。そこが残念。