ありのままに生きるじぇ

ブラザー・ベアのありのままに生きるじぇのレビュー・感想・評価

ブラザー・ベア(2003年製作の映画)
3.0
まだマンモスが生きていた時代、
狩猟民族の3人兄弟と動物の物語

(あらすじ)
長男・シトゥカと次男・デナヒ、そして主人公である三男・キナイは、互いにぶつかりながら3人揃って助け合える兄弟だった。

しかし、常に冷静でデナヒとキナイを導いて来たシトゥカは熊から弟達を守るために死んでしまった。

自責の念から怒りと憎しみに駆られて、熊を殺したキナイは「グレイト・スピリット(大いなる精霊)」の呪いによって、姿を熊に変えられてしまう。

1人取り残されてしまったデナヒは、
キナイまで熊に殺されたと思い、
敵討ちを決心する。
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(感想)
主人公・キナイは自分が殺した熊と同じ責め苦を受ける。
しかし、未熟な弟を止められなかったデナヒも同じく怒りと憎しみに駆られるという責め苦を受けなければならない。
そして、シトゥカは死後も精霊の一部となって弟達の受難を見守り続けなければならない。

この「因果は巡る」ストーリーに考えさせられます。

「グレイト・スピリット(大いなる精霊)」が登場するシーンは音楽もアニメーションも幻想的で懐かしくなります。

三人兄弟には、それぞれを一人前へと導く「トーテム」(動物や植物などのシンボル)が以下のように授けられています。
長男・シトゥカは「導きのワシ🦅」
次男・デナヒは「知恵のオオカミ🐺?」
三男・キナイは「愛のクマ🐻」

物語の序盤と終盤を比較すると、
兄弟の成長を感じます。