きんろー

グリードのきんろーのレビュー・感想・評価

グリード(1924年製作の映画)
4.5
今まで見てきた作品の中で人間の狂気を最も身近に感じた作品。

幸せになるためにあるお金のために不幸になるなんてなんと皮肉な物語だろうか。
そもそもがこの物語の始まりからマクティーグの欲望全開でその欲望が新たな欲望呼び寄せての悪循環。そんな緻密な描写を積み上げて行っての最後のシーン、強欲の果てに手に入れた絶望をまるで登場人物になったかのように深く感じた。
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