ぐり

ブロークバック・マウンテンのぐりのレビュー・感想・評価

3.3
ジャック、貴方のせいでイニスの人生めちゃくちゃだよ😔こういう片方だけ取り残されて生きていくエンド嫌いなんですよね。だって普通に無理じゃないですか。永遠に一緒だよってイニスは言うけど、いやあんた泣いてるやん😔イニスがジャックの後を追うように死んでくれたらまだよかったかな…(すみません)

2人が恋に落ちるまでの描写が(年月は経っているんだろうけど)かなりあっさりしていたせいで、2人の感情は一時のものだろうなと思ってしまい、最後まで微妙でした😔4年越しに再会したときのあの情熱的なハグとキスには(あ、ホンモノなんだな)と思いましたけどね…

彼らの時代ではたとえ愛していなくてもある程度歳とったら結婚しなくちゃいけなかったのかな?結婚は義務みたいなものだったのかな?そのような社会的背景を知らないのでアレですが…ずっと女性たちが可哀想でした。ジャックとイニスのお忍び恋愛(浮気)はまだ目をつぶってあげれるとしても、お互い簡単に他の女性と浮気するし簡単に離婚するし、気持ちがずっとフワフワしてるというか…許されない恋に苦しんでいたのはわかるけど…会う機会が少なすぎて性欲を別のところで満たしているのがちょっと不快でした😔全てを捨てる覚悟があるジャックと、どうしてもあと一歩踏み切れないイニスの感情のズレも辛かった、お互い愛してたのにね…

2005年の作品ということはまだLGBTへの理解が世間で共有されていない頃の公開だったのかな(知らんけど)公開当時に観た人はこれを観てどう思ったんだろう🥱監督はイニスとジャックの熱い愛からLGBT理解へと繋げようとしたのかな?浮気する2人にプンスカした私はその先にいるってこと?(語彙力)

エンドロールで流れる「He Was A Friend Of Mine」がまた切ない。歌詞の中で相手を何度も"友達"と呼ぶのはもしかしたら"(友達としか)呼べなかった"のかなとも思う。イニスはジャックと過ごした時間を一生秘密にして生きて、彼について誰かに話すときには彼を"友達"と呼ぶんだろうな…と考えるとやはり辛いです。

同性愛が許されない世界で、あの大自然だけが、あのブロークバック・マウンテンだけが彼らの愛を許容してくれた。そんな大自然と羊たちの映像が好きでした。台詞が少なくて、これは映像で語るやつなんだってすぐにわかりました。あの景色の中2人で過ごしたら、自然と恋に落ちるもんなのかな🥱夜のとび森のBGMみたいな、ギターの奏でる穏やかなBGMが素敵でした😌あとジャックの奥さん役アン・ハサウェイ、ずば抜けて美人すぎて(なんでジャック浮気するん!!怒)ってなった。

最後にちょっと話変わるけど、離婚したあともお父さん(イニス)の元へ会いに来るのが長女だけなの、経験したことないけどめっちゃわかる…(笑)私は妹なんですが、私がイニスの娘(次女)だったらお父さんをクズ男だと決めつけてお母さん大好き!精神でお父さんとは一生会わないと思う(笑)長女は父親に愛されてた過去の記憶を大切に覚えているんでしょうね…(知らんけど)
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