ブロークバック・マウンテンの作品情報・感想・評価

ブロークバック・マウンテン2005年製作の映画)

BROKEBACK MOUNTAIN

製作国:

上映時間:134分

ジャンル:

3.8

「ブロークバック・マウンテン」に投稿された感想・評価

A2

A2の感想・評価

1.6

このレビューはネタバレを含みます

最初に登場し、最後まで生き残った男にとって、大切なのはブロークバック・マウンテンと、あの頃。 

山を降りて資本主義の波に洗われ、ベッドで金の話をする妻に捨てられ、一緒に暮らそうとゲイに言い寄られる。 

男にとってブロークバック・マウンテンにこそ、生きた時間、生きた仕事、生きた人生があった。 

ブロークバック・マウンテンを降りてから 
男はかれと何度も会った。でも、かれに会えるなら何処でもいい、とは考えなかった。 

かれそのものが好きなのではなくて、 
馬を連れて、野宿をして、かれとブロークバック・マウンテンで、昔のように過ごすひと時が好きだったのだ。

男はゲイと所帯を持つつもりなんかない。 
男は時々あの頃ゴッコがしたいだけだ。 
男は時代に取り残された。 

ホントの敵は父親だった。 
父親に去勢された息子だった。 

生きていくために必要だった過去のルールが、 
男の知らぬ間に変わってしまい、それでも男は過去のスタイルを罪の十字架のように抱いて放さない。自分でもなぜだかわからない。 

ゲイが死んでも、かれは親友でも恋人でもなかった。ただかれは、あの頃の共犯者、あの頃の生き証人。

二人でいれば過去は現実だが、一人になれば過去は思い出にしか過ぎぬ。
男が涙したのは、逃げ込む過去がなくなってしまったからだ。

すべてのゲイはドラマトゥルギーのために死ぬ。かれが切ない。

映画が人気である。
大変結構。

だが、一般受けするのは男同士の純愛にではない。過去にしがみつく男たちの共感を呼んだのだろう。

また、四十代以上を中心とした、ルサンチマンと抑圧と解放を味わったゲイリブ世代にとっても、我が身に引き寄せて大変胸を打つ映画ではあったのだろう。 

それは映画そのものではなく、彼ら自身の歩んできた人生が美しく苦しく切ないものであったからだろう。

俺はだから、彼らの歩みに、彼らの歳月に最高の敬意を表して脱帽したい。

だが俺が共感するのは、自分の生き方を理解しようとしない妻を持つ夫の苛立ち。
夫の浮気を目撃した妻の否定されたアイデンティティ。
想い人がいても抑えきれない欲望に愛を踏み外すゲイ。
Rockwell

Rockwellの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

イニスとジャックの結末が悲しすぎて。ラストのイニスがシャツに顔を埋めて嗚咽するのがこちらも涙が止まらなかった。
たぶんとてもいい映画。
なんか同性愛だからって浮気を正当化?してるから嫌だ、みたいなレビュー見たけど違うだろ。
差別や偏見がなければもともと女と結婚せずに2人で暮らしてただろ。それが出来ないから女と結婚したんだろーよ。



最初の大自然と羊のシーンは感動的美しさ。
街での暮らしとの比較。
山での生活は体だけじゃなくて心も自由。
あのお父さんは息子がゲイだってことに気付いてたんだよね?


最後シャツの重なりが逆になってたよね。抱きしめてるんだろうね。

じんわりと色んな思いが湧いてくるな。
2019年63本目。
牧場の見張りの仕事で出会った2人、それから20年間の心が揺さぶられる2人の愛情がとても切ない。
特にヒース・レジャーの演技がやばい、、、「お前を諦めることが出来たらいいのに」というセリフ。涙ながらに訴える姿をみて、愛してるからこそ、どうしようも出来ないと悟ったんだね、、、
最後の2人のシャツが重なっていて演出が細かすぎるし、ジャックの「I swear…」でもう泣いた。時代が違かったらどうなっていたんだろう。

2人の青春の全てはブロークバック・マウンテンにしかない。愛も、自由も、理想も、現実も。


この映画公開の三年後に、主演のヒース・レジャーが映画『ダークナイト』のジョーカー役で大絶賛された時には、もう亡くなってるなんて悲しすぎる…
ナツキ

ナツキの感想・評価

3.7
この映画の時代には珍しいLGBT系の映画だと思ってたけど、登場人物それぞれが切ない映画だった。
それぞれに愛があってそれでもうまくいかなくてっていうもどかしさとか複雑な感じがとても良かった。
ヒース・レジャーとジェイク・ギレンンホールの2人がホント素晴らしい!山々の情景も美しすぎて、余計に2人を美化してしまう。

ミシェル・ウィリアムズの葛藤苦悩する姿も胸が痛い。時代的にも子供もいるのに、信じられないよね。

ラストはせつなすぎでした
ソラ

ソラの感想・評価

-
まだ同性愛には理解のない時代に、自分の中の気持ちさえ認められない2人の苦しみと周囲の人も不幸にしてしまう辛さ。
ラストに向かうにしたがって最初のブロークバックマウンテンで過ごした夏が鮮やかな思い出のように心に残りました。

この作品を見た後ゴッズオウンカントリーを見直すとまた感慨深い。
tonton

tontonの感想・評価

3.8
同性愛の話

純粋な恋愛で素晴らしいが
奥様の感情に移入してしまう。

差別が多い時代だからこそ
綺麗に見えた。
おにこ

おにこの感想・評価

3.3
妻の立場で見ちゃうのでなかなかしんどかった…
なんでそこまで愛し合えるのか…
ラスト30分くらいが集中して観れて良かったな〜ヒースレジャーの演技が良かったのかしら。
はるか

はるかの感想・評価

3.7
羊にブロークバックの山々と川の景色がすごく美しい。
男の友情物語だと思って観始めたのでテントのシーンでは唐突でびっくりした。
切なかった。
ところで彼らはバイなの?
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