ブロークバック・マウンテンの作品情報・感想・評価・動画配信

ブロークバック・マウンテン2005年製作の映画)

Brokeback Mountain

上映日:2006年03月04日

製作国:

上映時間:134分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「ブロークバック・マウンテン」に投稿された感想・評価

Goppipolla

Goppipollaの感想・評価

3.8
毎日映画コーナー92

ブロークバックマウンテン


同性愛への偏見が全てを狂わす、見ているとイライラしてくる(いい意味で)映画。

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ブロークバックマウンテンでデニスとジャックがイリーガル羊守生活をするところから始まる。

とにかく、いやらしいほどにブロークバックマウンテンだけが美しいアルカディアとして描かれる。
そこでの二人の生活は、最初は冗長だとすら思えるが、映画を全て終えるとあの場所の大切さが痛いほどよくわかる。

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そのあとのシーンに行くと、デニスがひたすらクズに見える。
眼前DVはするわ奥さんの目の前で浮気するわ、とにかくクズである。

奥さんとの雪の中のジャレ合いも、彼女へのキスも、悲しいほどにジャックへの「本気」のものと対比して描かれるのが見ていてひたすらいたたまれない。

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最初の1時間はひたすら昼ドラなのだが、鈍い僕でもようやく、全ての元凶はやはり同性愛への偏見であると気がつく。

思えば、デニスの行き方は結局この時代への最適解を選んだ結果なのである。

そうすると、本当に悪いのは、やはり社会なのである。

昼ドラと先ほど述べたが、それはやはり性別問わず愛は普遍的なものなのだということの裏返しなのである。

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それでも、それでもやはり、不倫はよくない。虐待はよくない。

同性愛に焦点を当てる一方で、どうしても、ホモソーシャル(ここで使うホモソーシャルは、当然性愛に限らないものだ)でミソジニな価値観は仕方ないものとして正当化される。

彼らは西部の男というステレオタイプからは、どうしても逃れられないのである。
それは、確かにこの社会ではそうしないと生きられないのかもしれない。

しかし、それでも、僕は子どもを思うと見ていられない。
ゆうか

ゆうかの感想・評価

4.1
感じるものはたくさんあったけど、私の語彙力じゃ書き表せないよ…
ヒースレジャーの映画はこれで3作目だけど、すべての映画で全くの別人
ブロークバックマウンテンが本当に綺麗だった、二人にとっての大切な場所てこともあって
作曲賞主題歌賞とってるだけに音楽も良かった
ウエスタンな音楽もやっぱりディズニーの影響ですごく好き
最後のRufus Wainwrightも良かった
komo

komoの感想・評価

4.5
夏季限定の労働者として、ワイオミング州のブロークバック・マウンテンにジャック(ジェイク・ギレンホール)とイニス(ヒース・レジャー)という2人の男が雇われた。
過酷な環境で助け合う中、惹かれあった2人は肉体関係を持つようになる。
夏が終わり山を去った彼らは、それぞれ女性と結婚し家庭に恵まれる。しかしブロークバックでの日々が忘れられず、時折人目を忍んで愛を交わすようになっていた。



なぜ愛する者へ拳を振りかざさなければならなかったのか。
20年にも渡る逢の瀬は、多くの苦しみを孕んでいました。会ってしまえば、ままならない現実に押し潰され、いがみ合ってしまう。
それでも互いを求め続けた2人。
一見すると社交的で楽観的だが繊細な心を抱えるジャックと、寡黙で不器用で、しかし激情を秘めているイニス。
イニスは幼い頃、惨殺された同性愛者の亡骸を見てしまったことがあり、ジャックとの交際に関して常に後ろ向きです。そして妻や子どもたちとの関係が脅かされることを何よりも恐れています。
一方ジャックは、家庭を失いたくない思いはイニスと共通しているものの、イニスに会えなくなることを何よりも恐れていました。
どちらも互いを想う感情は大きいのに、こうした恐れの齟齬が隙間を生んでいます。

そして女としては奥さんの気持ちもわかってしまうから辛い。不倫や同性愛の件を置いておいても、夫が自分に嘘を吐いて出かけるのって、女性としてはそれだけでも苦しいと思う。
どこまでも辛い話だけれど、情熱的なジェイクとヒースに会いたくなって度々観てしまいます。
男同士だから切ないとか報われない愛だから感動するとかではなく、人と人のすれ違いがただただ胸に刺さります。

2人の逢の瀬の時、いつも雄大な自然の中で戯れていました。
しかし2人が本当の意味で互いを愛し合い、自分自身を赦すことができた環境は、ブロークバックマウンテンただひとつだったのだと思います。
自然の世界に五感を傾け、体で契りを交わす肉体的な映画ですが、ブロークバックマウンテンという舞台は心象風景にも近い趣きがありました。
玄米

玄米の感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジャックとイニスの会話の時はイニス視点で見ていたし、もし自分が同じ境遇になったらイニスと同じことを相手に言ってしまうような気がした。

最後の『あいつだけが俺の友達だった』という言葉が、あいつだけが永遠に愛した人だったというふうに聞こえた。

青いジャケットがジャック、白いシャツがイニス。
ジャックの家で見つけた時は、シャツの上にジャケットが羽織られていた。
最後のシーンのイニスのクローゼットでは、シャツが上に変わってた。それが死んだジャックのジャケットを包み込んで守っているように見えた。

一番気になったジャックの死因。
イニスのトラウマがフラッシュバックしただけと考えたかったけど妻のアン・ハサウェイが電話でイニスの名前を聞いた時の(ああ…この人か)というような表情と声色、そして素直に悲しめていない様子から事故死ではなくリンチが死因なんだなと感じた。
他のレビュアーの方が殺したのは妻の父親ではないだろうかと。私もそんな気がする。
ジャックの死因を曖昧にしたのは、あまりに辛い現実なので製作者側(原作者?)がぼかして、あえて観客の想像に委ねることにしたのかなと。

あまり説明文的な言葉がないので、二人の表情や行動で読み取る繊細さがあった。
イニスがジャックと出会ったことで、言われないと分からない難しさだけど徐々に変わっていったのが心に刺さった。本当にイニスはぶっきらぼうだよ。
娘の結婚式に出席すると言えたことにも心の成長が感じ取れた。

ラストのイニスの言葉「Jack, I swear….」は直訳すると「ジャック、俺は誓うよ」
その言葉に続く言葉、もしくは何に誓うかを考えさせられる深い言葉だと思った。
字幕だと「ジャック、永遠に一緒だ」と訳されているけど個人的には直訳のそのままの意味の方が好きかな。
時代的に、これから歩んでいくイニスの人生も茨の道。でも最後の言葉から彼が投げやりな人生を送るとは思わない。

同性愛ってなんで良くないものと考えられてきたのだろうか。聖書かな。
よく考えれば誰が誰を好きになったっていいし、逆に誰も愛さなくたって別に良い。
生産性なんてどうでも良い。その考えを人に押し付けないで。
人の人生や価値観に、他者がどうのこうのいうこと自体が間違っている。
海外の政治家が、同性愛を認めるかの議決会議みたいなので言っていた言葉を思い出す。
同性愛が認められたからって、別にあなたの人生が変わるわけじゃない。
同性愛が認められたからって、あなたが病気になったり山火事が起きるわけじゃない。
ただ空に虹がかかるだけ。
Yuto

Yutoの感想・評価

4.8
BrokebackMountainの大自然がすごい!
途中に出てくる羊の群れが可愛い😂
愛しているのにしたい選択をできないのは本当に心が苦しくなりました。
We see you. We love you, Heath.
rip🧡
waca

wacaの感想・評価

3.7
【この時代、愛し合う術が他になかった】
1960年代初期の保守的な思想が根強いアメリカ中西部。まだまだ世の中が性についての多様性に寛容でなかった時代にふたりの男同志が出逢い愛し合ってしまった。その後、互いに別の相手(女性)と家族を築きながらも、どうにも満たされない気持ちを便りに年数回の逢引きで互いの高まる気持ちを希釈しつづけた20年間のラブストーリーは、まさに純愛というより慕情そのものであると感じました💦
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劇中序盤でふたりの愛し合っている姿を偶然知ってしまった奥様(ミシェル・ウィリアムズ)の気持ちを察するに、女性ならまだしも比べられるものではない気持ちの拠り所に感嘆する表情はなんといえない美しさでした(> <)
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本作で20年間の人生を演じたヒース・レジャーさんは、アカデミー主演男優賞にノミネートされ、一躍演技派俳優の仲間入りとメディアにもめっちゃ取り上げられてましたねwその3年後に映画「ダークナイト」であのジョーカー役を演じて見事アカデミー助演男優賞を28歳という若さで受賞しました!今後も期待大のすんばらしい役者さんでしたが、残念です(T T)
これは単にカウボーイの同性愛ものかと思いきや、各自の人生観まで広く描かれており、思ったよりも壮大なドラマだった。家庭を持っても複雑な事情を抱え様々な表情を見せる主役二人の演技は絶品でしたね。そいやヒース・レジャーってこの3年後くらいに他界されているんですね。ドラマもそうだけど、壮大な山羊飼いの風景は良かったですね。また、アン・ハサウェイがだんだん煌びやかな衣装に変わっていったり、細かいところでもよく仕込まれていた物語でした。まあでも子供にも恵まれ、そんなに不幸みたいな感じでも映らないですけどね。アメリカでは「ゲイ映画」としての金字塔に位置づけられており、一部の州では上映禁止になったりもしたそうです。
重厚で奥行きの深いドラマでした。
LGBTの方に対して何ら否定的な感情はありません。それはあくまで個人の自由だから。他人が干渉する事でもないし、ましてや否定することでもないと思います。

ただ家庭があるなら話は別。
お互い妻がいて子供もいる。
家庭がありながら他者を求めるのはどうかと。独身時代の良い思い出にとどめるべき。

お互いに独り身の美しい恋愛ストーリーを、ブロークバックマウンテンの雄大で美しい風景と共に描いてほしかったなーと個人的に感じました。

このレビューはネタバレを含みます

「ゲイモノ」くらいしか知らなかった本作。
割とかちっとしたラブストーリーでした。

愛し合っているものの
同性なので許されず、
それぞれに家庭を持ちます。
(どっもすこぶる美人!)

それでもふたりで過ごした
「ブロークバックマウンテンでの夏」が忘れられず度々会うふたり。

お互い自身の家庭もうまくいかず、
一方でふたりが結ばれる訳でもない。

行先を失ったふたりの想いに
心がざわざわとする少し不思議な気持ちになりました。
skywalker

skywalkerの感想・評価

3.6
終始胸がいたむ。
感情的なシーンもあまり長回しされず、淡々と進む。冗長さはなく、感情の押し付けもあまりない。
後からゆっくり効いてくる映画。
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