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ブロークバック・マウンテンのtotomのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ワイオミング州のブロークバック・マウンテンで羊の放牧を行う季節労働者として雇われたイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ジレンホール)。二人は山で友情を深め、一線を越える。契約終了後、再会の約束をしないまま別れ、イニスは婚約者のアルマ(ミシェル・ウィリアムズ)と結婚し、2人の娘の父親になる。一方、ジャックは翌年もブロークバック・マウンテンでの仕事を求めるが、仕事を断られた上にイニスが来ていないことを知る。失意のジャックはテキサスに流れ着き、そこで出会ったラリーン(アン・ハサウェイ)と結婚。ジャックの葉書から再会した二人は、定期的にブロークバックで会うようになる。そこでジャックはイニスに、牧場を持って一緒に暮らさないかと持ちかける。しかしイニスは、彼が少年時代に目撃した同性愛者の虐殺の様子(イニスの父親が殺害)を語り、拒絶する。イニスとジャックの関係を知ったアルマは、イニスとの間に溝が深まり離婚を決意する。一人身となったイニスは養育費支払いのために仕事が忙しく、また娘たちとの面会のためジャックと会う回数は徐々に減っていった。イニスは酒場で出会ったキャシー(リンダ・カーデリーニ)の恋人となるが、別れを決意。ある日、イニスがジャックに出した葉書が受取人死亡のスタンプを押されて返送されてくる。イニスはラリーンに電話をかけ、ジャックが事故で死んだこと、ジャックが遺灰をブロークバック・マウンテンに撒かれることを望んでいたことを知り、彼の両親に会いに行く。そこでイニスは、かつてブロークバック・マウンテンでなくしたと思っていた彼のシャツを見つける。イニスのシャツはジャックのシャツに包みこまれるように掛けられており、イニスは2着のシャツを手に取って残り香を嗅ぎ静かに泣いた。トレーラーハウスで1人暮らすイニスのもとに娘アルマ・ジュニアが結婚の報告に訪れた。イニスは娘を祝福し、彼女の結婚式に行くことを約束する。1人になったイニスは、クローゼットに飾っているブロークバック・マウンテンの絵葉書と彼の家から持ち帰った思い出のシャツを見つめ、永遠の愛を誓う。
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