マッドマックスの涼のネタバレレビュー・内容・結末

ブチギレ復讐警官暴走族引き殺し映画

フュリオサ視聴への予習として鑑賞。
古い作品なのであまり期待しておらず流し見気分だったが、意外な程緊張感に満ちた内容に思わず本腰を入れて観入ってしまった。
冒頭述べた通り警官による復讐映画だが、意外なことに復讐パートは上映時間ラスト20分未満のみ。
そのラストまでは近未来の治安の悪さ、家族や友人との満ち足りた関係性、そしてその家族や友人が狙われ犠牲になってく過程、これらをねっとりと映していく。
事前知識として復讐物だと知っていたので、ジョン・ウィックやキル・ビルのような大暴れ作品を想像していたが、実際に観てみると主人公マックスが「MAD」に変わっていく過程をスリリングに描いた、どちらかと言えばタクシードライバーやジョーカーなどに近い映画だった。

ジョージ・ミラーが黒澤明に影響を受けたという話も聞いていたので意識して観ていたが、その点についてはあまり感じとれず。

半世紀近くの時代の変遷を経ても、しっかりとドキドキハラハラさせられた。
サスペンスフルな良作バイオレンス映画。