涼

メリー・ポピンズの涼のネタバレレビュー・内容・結末

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

流石に古過ぎるせいか、作品のエポックメイキングさが理解出来ず正直面白くなかった。

ミュージカル調の作品であるのに、特定の数曲を除いて楽曲が好みでなかったのがかなりキツかった。
チムチムチェリーやスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスは流石に知名度が高いだけあって楽しく雰囲気のある曲で、流れるシーンはなかなかに楽しめた。
バートとペンギンのシーン、競馬と狐狩りのシーン、煙突掃除夫のシーンもアップテンポで動きが多く観ていて気持ち良い。

実写とアニメ、マットペイントの融合はおそらく当時は先進的な表現だったのだろう。2024年ではなく当時観たかったと残念に思う。

ペンギンの1匹がメリーポピンズにキスをするシーンは白雪姫のおとぼけの再現か。
絵画の世界から出た後、雨の中バートが去っていくシーンも「雨に唄えば」のオマージュに思えた。
涼