これはすごくシンプルな構成のお話です。30年代初頭のマフィアのボス(今は亡き名優ポールニューマン)、その息子(ダニエルグレイブ)が根性の曲がったやつで、つまらない嫉妬から幹部の一人で(トムハンクス演じる主人公)の妻、息子の一人を殺してしまい、生き残ったもう一人の
息子と復讐のたびへでるという、小説の帯のキャッチコピーだと「死の天使は復讐の悪魔に」という所から始まります。そしてパラノイアフリーランスプレスカメラマン(ジュードロウ)が登場し、父と子のお話に絶妙なスパイスが加わります。
監督はアメリカンビューティーのサムメンデスそして今は亡き撮影監督
コンラッドLホールのあまりにも美しい全編が挿絵のような映像は必見。
役者の方々の2002年頃の時点でのある意味で集大成的な芝居は見ものです。
ジュードロウの役は個人的にはまった。
ラストシーン、美しい映像の中の
残酷でシュールで悲しいラストと息子の
生き様、なぜかあのシークエンスがたまに頭を過ぎる。
高校生の当時に劇場で観たからかな。これは個人的な話ですが