イチロヲ

痴漢透明人間PART3 ワイセツ?のイチロヲのレビュー・感想・評価

2.5
秘薬の効力により透明人間に変身した男が、周囲の人間たちの下半身事情に介入していく。男のロマン「透明人間」をネタにしている、新東宝のピンク映画。

家庭用アダルトビデオが存在していない時代の産物。男性諸氏が抱えている非日常的なエロ妄想を、動く被写体を通して楽しむための、昭和の見世物映画。

出演者の三条まゆみは、1978年から1988年までの成人映画を支えたレジェンドクラスのピンク女優(日活には非出演)。隣のお姉さん的な親近感と剥き玉子のようなテカテカの肌が印象に残る。

登場する職業は、看護婦と尼僧と大衆浴場。透明人間要素が少なく、凡庸な濡れ場を眺めるシーンが多いけれども、レズビアンを演じてくれる女優にはリスペクトが止まらない。初期シンセサイザーのチープなポコポコ音楽もツボに入る。
イチロヲ

イチロヲ