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夢売るふたりのINOKEEEのネタバレレビュー・内容・結末

夢売るふたり(2012年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

【この二人、そして男と女はよく分からない。】

監督は「蛇イチゴ」「ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和。

西川監督の長編映画第4作目となる本作では初めて女性を主人公に据え、夫婦の物語そして女性の生き方をテーマに描いている。

男女の間柄は謎だらけ。最初は里子がするように指示しているが、貫也の心はどんどん離れていく。

それに気付きながらも最後には戻ってくると信じている里子も最終的には心変わりをしてしまう。

貫也は御客の前ではいい人だが、実は怒りっぽくて、嫉妬っぽい所もあり、そこをわかりながら里子は彼を扱っていく。

男女の関係性をまさに表した作品。おもしろく見ることができたが、ラブシーンが生々しいね。エロかった。
結構家族で見るのは進めないかな。

阿部サダヲはコメディだけでなく、こういった顔は悪くても持てる男を演じることもできるんだと思った。

素は結構暗い人なので、本当はこっちの方が近いのかもしれない。でも、大衆向けの映画ではないよね。

もっとコメディ的かと思ってみたので、ちょっと驚いた。笑えるシーンはあまりないかも。

最後、二人のこころは離れ、あべは刑務所。松は市場で働く。男女の心はわからない。
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