夢売るふたりの作品情報・感想・評価・動画配信

夢売るふたり2012年製作の映画)

上映日:2012年09月08日

製作国:

上映時間:137分

3.4

「夢売るふたり」に投稿された感想・評価

peropero

peroperoの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

@home

松たか子の演技力
すは
出演者豪華で好き

阿部サダヲはいっつも人の罪被ってんな
自分がしているおかしいことに気づきながら突き進み続けた2人の物語。

阿部サダヲ
妻への罪悪感と被害者への罪悪感を感じながら、その時々では被害者との楽しい時間を過ごしてしまうこともあって最後の方ではおかしくなっていたように見えた。松たか子との会話ではもう被害者のことを考えるとおかしくなるので何も考えずに計画を実行していたようだった。
あんな人を傷つける詐欺をして平気でいられる人はサイコパスだろうと思った。阿部サダヲも火事さえなければ幸せに暮らせたのかなー。

松たか子
流石に演技が素晴らしかったし最初の怒ったシーンは迫力がすごかった。最初の風呂場での足で水の蛇口を避けるところが面白かったしすごいよかった。
夫の夢の手伝いと、途中から嫉妬と、いろんな感情が入り乱れておかしくなっていた。
嫉妬するということは夫への愛情はまだあったということなのだろう。最後も近くにいたし。なぜそこまで夫を好きでいられるのか。
松たか子はずっと夫のことが好きで、不倫されたことでブチギレたがそれでも夫の夢のために計画を考えてあげたが、嫉妬も入ってきて自分でも目的がなんだかわからなくなり夫への愛情だけが膨らんでいった?のかと感じた。どういう感情だったのかは描写だけでは読み取れなかった気がする。

結局2人の詐欺によって幸せな方向に進んだのは田中麗奈くらい?かなと思った。最初の鈴木砂羽は詐欺にあってないから除くとして。別に阿部サダヲと出会わなくてもみんな自分で乗り越えていった可能性もあるし。人を傷つける方法でお金を得ても、自分が気持ちよくないし幸せにはなれないことを再認識させられた。
バッドエンドではあるしどんどん破滅に向かっていく暗さはあるがシュールな笑いもあり演技もみんな素晴らしかった。リアルでやってもこんな終わりを迎えそうと思った。
2人の気持ちをぶつけ合わないところが逆にリアル感があった。

このレビューはネタバレを含みます

松たか子の目の演技に痺れた。
二人は完全なる悪党ではないだけに結末が悲しかった。だって本当に悪い人なら返そうなんて言わないでしょ?(本当に返してるし)でも悪事が露呈すれば返そうと思っていたなんて詐欺師の言い訳にしか見えない。妻の行動が夫の逮捕の原因に繋がるラストが秀逸だった。人のお金で叶えた夢なんてすぐに壊れてしまうんだよねって思いました。男に騙された過去に囚われないで自分の力で進んでいく女たちに生きていく力強さを感じた。連れ立って飛ぶ2羽のカモメを見る貴也の目は憧れを持っていて、里子の目は憎らしそうだった。この二人の違いがこの結末を産んでしまったように感じた。
なんだか小説を読んでいる気分でした

丁度BUTTERってゆう少し似た雰囲気の小説を読んでいたからなのかも知れないけど

面白いことにこの映画もその小説も共通して

悪役が狂人だけど悪人ではないようにみえるんですの

この映画、2人に何処か小さくも親近感を持ってしまうのは役者さんの力だけではなくて認めざるを得ない人間味というか

転がされてるのは騙されてるのは誰なのかを考えると沼で

それはあの夫婦もわからないというか
2人ともあえてわからないままなのか何なのか

何なら大事なとこがふわっとしてるのも
あえてなのかそれがリアルなのか

見終わってぬるっとした気持ちのまま
バイトへ行きました。
のすけ

のすけの感想・評価

3.3
惜しいなー、良い題材だし登場人物や物語も良いのだが、、、なんかまとまらない作品。
結局あの夫婦はなんだったのか、時間かけてるわりには何も見えてこない。
心情を炙り出す過程が足りないので中途半端感が出てきてしまう。
人間、まっとうに生きなきゃ駄目ですね。。。
ひとことで伝えるには難しい、まとまらない、というのが率直な感想。

家事をきっかけに夫婦が少しずつ歪んでいく。新しくお店を経営するという素敵な夢なのに、その夢を達成するためにすれ違っていく様はなんとも切ない。

いろんな人の優しさと欲が蠢くような作品。ネタバレになるから伏せるけど、あの男の子のシーンは特に切なくなった。
この子からしたら一緒に遊んでくれただいすきな人だもんね。純粋にしたことなんだけど、胸がぎゅってなった。

役者さんの表情がなんとも良くて、この作品の良さに華を添えてくれた。
YukiBan

YukiBanの感想・評価

4.4
人たらしの夫を冷酷な妻が操って人々から2人の夢のためにお金を巻き上げるお話。どっちも狂人だなあ。最初に夫が女性と関係をもって大金を貰ってきたときに、妻は夫の才能に気づいたし、夫への愛が失せたのかなあ。でも、妻が女の元へ夫を送り出したあとの表情が愛がないというよりも他の女のところへいく夫への憎悪に近い気がするから、愛はあったのかも。それゆえに夫を殺そうとするし。そのとき妻が持ち出した包丁が巡り巡って夫を牢屋送りにしたのは恐かった。というか、その時の取り調べで妻も含めた余罪が発覚して、せっかく建てた夢の店も引き払い、罪を償ったあとに、2人は極寒の地での肉体労働を余儀なくされることになると思うと、因果応報とはまさにこのことだなあ。妻の最後の表情から、この運命は夫のせいだって恨んでる風に読み取れた。1ミリも自分が悪くないと思ってるのがやばい。夫は初めから自分たちのことを客観視できていた。
松たか子×阿部サダヲ。
これだけで間違いない!二人とも演技は抜群なんやけど、個人的に阿部サダヲには背後に俳優感ってのが見えてしまって…

内容に関しては「その辺のホラーより怖い」とか「1番怖いのは人間だ」とか安直な感想が出てきそうなんやけど、実際この映画を観るとそうよな!
後は2人ともぶっ飛んどんでこの後どうなるんだというドキドキ感は常にあったかな。

一見松たか子が怖いって思うけど(もちろん怖いけど)、阿部サダヲのがヤバいよな。
人間味や優しさがあるんやけど、そういうの持っていながらも実際対面して騙してるのは阿部サダヲやし。

題名も凄いよね。
いと

いとの感想・評価

-
人が、自分のためだけに生きていくって、
とてもしんどいことだと思う。

もちろん、生きていけないわけじゃないけど、
自分が支えたい存在、
自分を支えてくれる存在がいたら
どんなに満たされるだろう。

貫也にお金を渡してしまった女の人たちには、
そういう存在が欠けていたのかな。


後半の主人公夫婦は、
「もうやめよう、やめろって言って」
と、お互いが心の中で叫んでいるようで辛かった。


松たか子さん凛々しい、
鈴木砂羽さん美しい。

このレビューはネタバレを含みます

全員が不正義。だれも正しくない。だけど、体を壊したと聞けば病院の廊下を走っていく、というような人間らしい「反応」が示される。

里子が貫也の足に自分の足を重ねてベッドまで運ばれていくシーンが印象的。偽りの愛が形を変えて次々登場するなかで、このシーンだけが温かい文脈をもっている。
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