僕は物心ついた頃から松たか子さんが好きで、CDに握手券を付けてくれれば間違いなく買います!!!
歌手としての松たか子さんも大好きで、特に作詞センスが衝撃的で
茨木のり子さんの「わたしが1番きれいだったとき」を学校の授業で読んだ時くらいの衝撃を覚えました。マジで。
この映画、松たか子さん史上最高の演技だと思ってます!!
表情で語る内面の奥行きとでもいいますか、見事だなー!!
ラーメン屋で働いてる時の首筋、鎖骨あたりの汗、、、たまらん!!
丁寧に時にコミカルにほどこされた演出の数々!!
頭にきたらヤカンも沸騰します。
はじめ、お金を返す事をさり気なく匂わせる妻に、こんな一言二事に夫婦関係への意思や、女の気持ちなんてのも読み取ることが出来て、全体にこの丁寧な作りなので本当に噛み締める様に楽しみました。
女としての孤独の表現は女性ならではの性を象徴的に映すとか、松たか子ファンとしてはサービス過ぎました!
「弱った女に泣き言を言ったか、うちの恥をあらいざらい話したか。」
妻は本当に惨めだったのでしょう。
惨めさを昇華するための詐欺行為が徹底できない旦那を通じて更に惨めになっていって、ネズミに感情移入して、親族からの電話で泣いちゃうシーン。
旦那が火事の中で命懸けで守った大切な包丁を他の女の生活圏で使っていた事を知ってからのクライマックス!!
本当にもう!!!!