のんびり映画

ハタリ!ののんびり映画のレビュー・感想・評価

ハタリ!(1962年製作の映画)
3.6
「ハタリ」とは「危険」という意味らしいけどホントに撮影は危険だっただろうなと思う映画だった。
アフリカで動物を生け捕りにして動物園に売る人たちの話でチーターやサイ、ゾウ、バイソン、ダチョウ、キリンとありとあらゆる動物が登場する。てっきり麻酔銃でも使っているのかと思っていたけど、車で動物を追いかけ釣竿のような道具で直接首に縄を引っ掛け数人がかりで押さえつける荒っぽい方法で捕獲しているとは知らなかった。 サイとか本当に体当たりしているようにしか見えたしCGのない時代にどうやって撮影したのか気になって仕方がない。 猛獣と和気あいあいと戯れていたり、脇役のちょっとした恋愛エピソードのために車を横転させたり、とそこまでしなくても大丈夫じゃないかと思うほど危なっかしいことを笑いながらしているし、どうかしている。

欲を言えばアフリカの広大な自然を映した目の覚めるようなショットももっと観たかったけど、監督はあまり風景とかに興味なさそう。