素晴らしき哉映画

二十四の瞳の素晴らしき哉映画のレビュー・感想・評価

二十四の瞳(1954年製作の映画)
3.7
大~~石、小石♪
大~~石、小石♪


実は今まで興味が全く無かった作品でした。
蒼井優が後に同じタイトルで出演してまして、蒼井優目当てで見ようかと軽い気持ちでした。
最近みた原恵一監督の『はじまりのみち』で加瀬亮が木下惠介(木下恵介)役をしています。これも加瀬亮目当てです。これが大きかった!原恵一監督は『クレヨンしんちゃん』の映画監督でもあります。
話は昭和20年あたりで何日間だけがメインです。
このまま映画監督をしていくべきか悩み辞めようと、会社で口に出して伝えてました。その中、兄や母親や便利屋さんとの会話の中で、今まで映画監督してきた意味を持ち改めて同じ道に進むことになります。それが『はじまりのみち』のタイトルに繋がります。
エンドロール前での今までの作品が流れ続けますが、それが心を打ち観てみたいと本気で思ったキッカケなんです。

『二十四の瞳』(1954)は、その9年後の映画です。親から人情があるというのも聞きましたが、教師と子供の関係が時代の良さにもでています。
授業の雰囲気では大石先生が笑顔で優しいし楽しそう。生徒もすぐ大石先生を気に入ります。ただ先に進むと生徒の中には家庭内の大変さや働いてる女の子もいて大石先生は心を痛めても何も出来ないもどかしさがありました。戦争へと突入したのも原因でした。

大石先生が1度、教師を辞めようと話す場面は、『はじまりのみち』で見せた木下恵介さんと重なります。その後、大石先生が教師を続けるか、それとも違う道に行くのか・・・

生徒のために一人も死んでほしくないという真っ直ぐな大石先生に校長?は
今はそんな時代じゃない、と言われます。
でも生徒には大石先生が心の支えになってるのもあります。当時の写真を見続けてる女性もそうです。

あまり上手くまとめれてませんが、またみたい映画。


高峰秀子🔴大石先生

✏原作者:壷井 栄

1回目