二十四の瞳の作品情報・感想・評価・動画配信

「二十四の瞳」に投稿された感想・評価

まず、映画の内容は素晴らしく私が今まで見た映画、これから見るであろう映画というジャンルの中心に位置する一本です。
確か映画の冒頭とラストは、自転車を漕ぐシーンなのですが、このシーンがとっても好きです。

本当に人生を変える様な映画のレビューは難しく、語りたいけど下手にそれをすると映画の素晴らしさが下がる気がする(私のなかで)のは、私だけでしょうか?
カペリ

カペリの感想・評価

4.0
・年月を経た女性を自然に演じる高峰さんすごいな
・白黒フィルムで風情があるが、いちいち素晴らしい風景描写が本来の色で観られたらなぁとも思った次第
小豆島に行って撮影地をみてからの鑑賞。
優しくて暖かくて、冷たい。
B

Bの感想・評価

3.3
かなり長編でかなりゆっくり。
歌もすごく多くてフルコーラスなのもゆったり、というか、ゆっくり過ぎて何日にも分けて観賞してしまった。

戦前戦中戦後と小豆島の田舎の教師大石先生の切なく長い半生。
前半は、先生と子供たちとの交流で若い大石先生の率直で若々しい新米先生ストーリー。
同調圧力が半端ない田舎と時代。

後半は激しい戦争場面なんかは皆無だが、暗くて悲しい出来事が次々現れ、戦争だけでなく、貧しさ故のさまざまな子供たちのしんどい生き方や境遇で画面はジメジメしている。

もう見る体力も気力もないけれど一度は観ておいてよかった。
ただ現代と文化が違い過ぎて、もちろん戦争の残酷さや悲惨さや嫌悪感は感じるが、共感して泣くということはなかった。
スコアの高さにも共感せず。
北川

北川の感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

昭和初期の空気感が、真実味を帯びて伝わってくる。田舎の良いところ悪いところ、戦争が当時の人たちにとってどのようなものだったのか。とにかく生きるということ。
12人もいる子供たちが、何回もキャストが変わるので追いきるのは難かったが、一人ひとりの背景を巧みに描いているので、なんとか認識できた。高峰秀子の演技も、時代に伴って自然と変えていて素晴らしい。
それにしても『サウンド・オブ・ミュージック』かと言うほど、子供たちがよく歌う。
圧巻だった😂

スコアつけれません💓

カメラワークスゲー✨

秀子上手すぎる😂


2022/9/12(月)
わたし

わたしの感想・評価

4.0
小豆島を舞台に、激動の時代を生きる女教師と12人の生徒の物語。
良い先生とは心で寄り添い一緒になって泣いてくれる先生なのかな。そういう愛が人の成長には必要なんだと感じた。
戦時教育の怖さを感じたシーンもあった。
それにしても1年生と6年生の子供が似ている。何年もかけて撮ったのかと思った。
もも

ももの感想・評価

-
この作品に点数はつけられないなぁ。
純粋無垢な島の子供達が本当に可愛くて可愛くて!最初のうちは微笑ましく、温かい気持ちに包まれ観ていた。が、家の事情で将来の夢を自由に選べない子供、ついには、戦争という恐ろしい影が全ての子供達の笑顔を奪ってしまう・・・。戦争のシーンは無くとも、犠牲になった子供達のことを思うと、辛く悲しく、胸を締め付けられる思いだった。

全編を通して唱歌や童謡がやさしく寄り添い、気持ちをなだめたり、揺さぶったりして、印象深い作品の一つになった。中でも『浜辺の歌』は、亡き母がよく歌っていたなぁと懐かしさに心が揺れた。
しぐま

しぐまの感想・評価

4.2
タイトルだけ知ってたけど、どんな内容かは全く知らずに観ました。
お恥ずかしながら、観終わってここのレビューを見るまで、戦争映画だと認識していなかったです。舞台が戦時中ではあるけど、繋がりとか人を思う心を描いたお話かと…。

そう思うのは、私が現代に生きていて、上下関係を超えてこんなに強くて優しい繋がりを持った経験がないからでしょうか。

このレビューはネタバレを含みます

残業してほしそうな上司を横目に、ちょっと迷って、でも私は映画を見に行くんじゃい!と思って目黒まで電車に揺られたけど、見に行ってよかった。

高峰秀子がすきで、彼女を目当てに行ったんだけど、それ抜きにしてもとってもすてきな映画だった。

「 生徒と、国定教科書を通してしか結ばれないのよ!」 という台詞に胸がきゅっとなった。
実際にこのこいし先生のような気持ちで、戦時下に生徒たちの前に立っていた教師はたくさんいるのではないか。いろんなことを教えて、成長していく姿を見届けた子どもたちに、戦争で死なれたら、自分はなんのために教師をしているのかわからなくなるよな、と映画のなかの反戦のメッセージが真っ直ぐに胸に届いた。

足を怪我したこいし先生に、大人たちにはナイショでみんなで会いに行くシーン。そのシーンだったかな、久しぶりにこいし先生がみさきに舟で来るシーンだったかな。先生に駆け寄る子どもたちの、だれかの帽子が外れたり、ひとりの子が転んだり。演技なのか、素なのかわからないくらいすてきなシーンだった。

ちなみに映画がはじまってすぐの、それまで教えていた前任の先生の持っている鈴?鐘?を子どもたちが順々に揺すって鳴らしながら登校するシーンの、揺れる鈴のアップになぜか胸をうたれて涙が出た。映画を見て泣くメカニズムってどうなっているんだろうと思う。。

キャストについて何も調べてないんだけど、ほんとうにすごい!
小1から小6への流れは、本当に同じキャストで5年後に撮影したようにしか思えない。面影と、おぼつかない顔つきからのシャキッとした顔つきが、5年間の歳月すぎる。実際は、どちらにも見ようによっては見える9、10歳前後の年回りの子たちを撮影したのかな…?男の子たちなんかの少し大人になってからの役者さんも、流石に別の人だとわかるけれども、何となく面影を感じる。
小1から小6はどうやって撮影したんだろうか…というか高峰秀子も完全に歳月が過ぎた顔をしているし。でも大人はともかく、子どもはメイクや服装、そして演技でどうにかなるもんなんだろうか?



キャストについて調べてみたら、
「子役には、1年生役と、その後の成長した6年生役を選ぶにあたり、全国からよく似た兄弟、姉妹を募集。3600組7200人の子どもたちの中から、12組24人が選ばれた。そして、大人になってからの役者も、その子どもたちとよく似た役者を選んだ」とのこと。すごいな!ほんとうに、5年後に撮影したのかと思ってしまうくらいの成長ぶりだったもの。


そして、封切り当時の1954年の観客がこの映画を見てどんなことを思ったのか、涙を流したとしたらそれはどんな涙だったのか、と思った。当時は戦争で夫や子どもをなくした人も、戦争孤児も、いただろう。親戚や同級生やご近所さんを戦争でなくした人もたくさんいたのだろうと思う。
私には戦争ははるか昔の出来事に思えて、「戦後」さえ遠い時代に感じるけど自分の母親が生まれた1957年は戦争からたったの12年後だもんな。
2022年からみて12年前は2010年だから、そう考えるとほんの少し前まで戦争をやっていたような時代に、自分の母親生まれてる。



ここからは、映画とは直接関係のない話。

この作品を見て、自分が小6のときに担任の先生だった山口先生のことを急に思い出した。お元気にしているだろうか。

ある日、ひとつが証明写真くらい大きさのマス目が書かれたお手製のプリントをクラスのみんなに配った山口先生。
それが何になるのか何も言わずに、そこに、新聞やチラシの人の顔写真を切り抜いて貼りなさい、全部のマス目に貼り終わったらまた紙をあげるから2枚3枚と完成させなさい。ひとり何枚できるかな?と、謎めいた宿題を出されて、それから何週間か私たちはその宿題をやった。切って貼っていく作業はちょっと楽しくさえあったけど、みんなそれが何になるのかは知らなかった。

ある日の冬、みんなでやった宿題の、人の顔写真がたくさん貼られたプリントは教室の壁じゅうに貼られた。
12 月8日だった。
「ここにはみなさんが貼ってくれた◯◯◯◯人の人の顔写真があります。今から◯年前の今日、戦争で、真珠湾攻撃という攻撃で、ここに貼られた◯◯◯◯人よりも多い、◯◯◯◯人という人が戦争で亡くなりました」と山口先生は言った。その授業のこと、壁一面に貼られた膨大な数の人間の顔のこと、すごく衝撃的だったこと、12月8日が真珠湾攻撃の日ということは、卒業してから随分経っているけれどずっと覚えている。 

今思えば真珠湾攻撃は日本が加害側の戦争の歴史で、小学生くらいの頃に学校で教わる戦争教育はだいたい戦時下で大変な暮らしを強いられた人々の話とか、アメリカから攻撃を受け、戦火のなか逃げ惑う人々の話などが多かったのに、加害の歴史をチョイスしたのもすごいと思う。当時小6の私はそこまで理解がまわらなくて、加害の歴史ということについて何か思った記憶はないけれど、こうして月日が流れで思い出したとき、山口先生はほんとうによい先生だった、と思う。元気にされているかな。
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