かー

二十四の瞳のかーのレビュー・感想・評価

二十四の瞳(1954年製作の映画)
4.3
高峰秀子さんが美しい。
子どもたちの自然な演技がすごかった。
戦前と終戦直後を時代背景に貧困に苦しむ小豆島で生きる人々。その中に確かにあった、12人の子どもたちと先生の幸福な時間。
先生が子どもたちを思う気持ちと、子どもたちが先生を思う気持ち、どちらも今の時代には築くことが難しい、心と心がつながるとても強い絆が見えた。"小石先生"が訴えるものとその姿勢は、今の時代でもグッとくるものがあった。タイトルが十二人の子ども、ではなく二十四の瞳、というのがこの先生についてよく表していて本当に秀逸と思う。
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