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二十四の瞳のume0214のレビュー・感想・評価

二十四の瞳(1954年製作の映画)
3.7
「カルメン故郷に帰る」の流れで初めて視聴。
初めてこの作品に触れたのは小学校の読書感想文だったけど、そのときに印象に残ってるのが「小豆島」。今でも小豆島の文字を見ると二十四の瞳がすぐに連想される。でも原作には登場せずに映画オリジナルだったんですね。
先生が赴任してきた頃のクレーマー、モンペのレベルが今と然程変わらない。
時代が進むにつれて赤狩り、兵隊志願に批判的だったり原作者がプロレタリア作家なんだろうと思われるが随所に本領発揮されてる。
貧しさから進学を諦めていく生徒たち、やがて戦死や家の没落といった波乱万丈な人生を送る元生徒たち。幼い頃からの描写が綴られてるからグッと来るね。教師の職に就いていると親子二代を教え子にすることがあるから尚更だな。
それと今のアニメにも通じるけど記念(集合)写真は死亡フラグだよな。
絶対全員揃って再会できない。
残念な点としては、テロップによる説明も多いし2時間半以上の長編だけどダイジェスト感が否めないな。最後の自転車通勤の様子も何パターンもいらんやろ。

知っている俳優の若き頃が色々出ているけど旦那が死神博士でびっくり。
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