まみこwith餅さま

地獄の7人のまみこwith餅さまのレビュー・感想・評価

地獄の7人(1983年製作の映画)
3.0
黒澤リスペクトが邦題タイトルからも明らかな捕虜奪還もの。笛の音らしきBGMなど随所に黒澤愛💖

七人ものならではの、チームづくりが楽しかった!個々の得意技を活かした訓練。その過程がユーモアをまじえて描かれている。ずっと訓練だけならいいのに!と思ったくらい。

発端となった、大佐による息子奪還計画。
このヒトが好きになれなかった…💦
父親としての本能全開で、可能な限り手を尽くす…のはいいんだけど、穏やかに生活してる人までチームに引き込むのは身勝手すぎる。我が子大事のあまり、他人への配慮がなさすぎ。
とくに現地で協力してくれたベトナム人親子にたいしては、使い捨てのコマ扱い?二人の娘さんまで作戦に参加させる意味ある?しかも一人犠牲にして…😥彼らに感謝したり、心配するシーンがほとんどないので、完全なアメリカ人至上主義にみえた。
大佐の、常に上から目線の言葉&態度にもモヤモヤした。軍紀は無用と言いながら、しっかり上官の圧をかけている。ルーキーについても、最初から事情説明すればトラブらなかったのに!

上記のような不満はあれど、大佐以外のチームメイトが愛すべき人々なので、感情移入してしまう!

ラストに向けての怒涛の展開が圧巻!
訓練の甲斐があったり、なかったり…先の読めない面白さでした。

あと、捕虜を管理する方も大変だなぁ、と思った。(収容所員は本当に気の毒!捕虜の人権に配慮してた人もいただろうに…)
先日見たブラックホークダウンやプライベートライアンを思い出したり。

なかなか見応えあるアメリカ版🇺🇸七人でありました!