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オープニング・ナイトのsakiのレビュー・感想・評価

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)
5.0
鑑賞した5人のうち、3人は絶賛。1人は怒り、1人は口をあけ呆然としていた。

あなたは孤独な夜を知っている?

マートルはバージニアで、マートルはナンシー。

10代なら眠らず遊ぶことも、お酒を飲み続けることも何だってできる。

バージニアは老いている。成熟した女性、色恋の影も遥か遠い昔にある。
バージニアの役はマートルにはまだ早すぎる。
かといって10代のナンシーのような若さはない。17歳は何だってできる。叶えられる自由がある。
女優の気力は並大抵ではないけど、若さには勝てない。

マートルは女優であるために、結婚もせず、子どももいない。演じる為に、愛と引き換えに自由が必要だから。マートルもそれを望んでいて、それが彼女にとって一番の価値があるから。

マートルも製作者もスタッフも観客も、型にはめられない自由を作品に求めていた。
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