富樫鉄火

銀嶺の果ての富樫鉄火のレビュー・感想・評価

銀嶺の果て(1947年製作の映画)
4.0
#50 初監督作品大会@ラピュタ
久しぶりに観たが、いまのような撮影技術・機材のない時代に、よく、これだけの迫力ある映像が撮れたと思う。
伊福部昭の音楽も、タイトル曲(のちの「ラドン」の音楽)や、《ケンタッキーの我が家》など、とても凝っている。
音楽収録の際に揉めたことで有名だが、それだけ、この時代は、監督と作曲家が、映画音楽に真摯に取り組んでいた証しだと思う。
個人的には、ラストの列車内のシーンの前(レコード曲を聴きながら、山を降りる志村喬)で終わったほうがよかったような気がするが、これはもう、個人的好み。
富樫鉄火

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