やまげん太

孫文の義士団のやまげん太のネタバレレビュー・内容・結末

孫文の義士団(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ローグ・ワン」に似てる、と話題だったで見返しました。
辛亥革命前夜の香港、孫文の暗殺計画を阻止するための名もなき義士たちの死闘を描いた映画。似てるっちゃ似てるんだけど、若者たちが結構なりゆきで参加して死んでいくかんじが可哀想。

「ローグ・ワン」は小さな希望を胸に戦ってるけど、「孫文の義士団」はなりゆきで参加したけど、そこには絶望しか待ってない、でも後戻りもできないところが辛い。
「ラスト、コーション」もそうだったけど、中国の若者たちが血気盛んに革命に参加して、思ってたのと違う現実に打ちひしがれる様は見ていて苦しいです。

物干し竿でちょちょいって戦うドニーさん。
かっこいいんだけど、最終的にボッコボコにされるので、ドニーさん好きとしてちょっと辛い。
ドニーさん顔面ボコボコ度ではかなり上位の映画だと思います。

あと黒地の長袍で、鉄扇を武器に戦うレオン・ライがかっこよすぎた。鉄扇がほしくなること必至。
前半少々退屈ですが、後半は「ここは俺に任せて先に行け!」展開がオンパレードのとにかく熱い映画でした。
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