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楢山節考のhiのレビュー・感想・評価

楢山節考(1958年製作の映画)
2.5
姥捨山の文学を読んだ後に授業の内容を踏まえて鑑賞。
思うことが多い。昔は貧しい家庭は母親を山に捨てる風習があっと文学で習うけれど、それをリアルに目の前で見せられるとやはり辛い。文学で読むと他人事のように感じるけど、映画で視覚的に鑑賞するとリアルに感じるし、自分がその立場だったら…と考えるとしんどくなる。
この話では母親をおぶって山へ行く時、言葉を発さず只管山を登る、登る。進むのが困難な道でも姥捨の風習を守らなければ行けないから必死に進む。その無言が鑑賞者それぞれの感想を生み出す場面でもあると感じます。
その無言の中で、山から突き落とされた叫び声が聞こえてきたりと現実を突きつけられます。
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