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母を恋はずやのmikuのレビュー・感想・評価

母を恋はずや(1934年製作の映画)
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自分が母親の実の子でないと知って荒れる息子。当時後妻をもらうことなんてよくあることだったろうに、とは思うものの、その立場になってみないと真の感情はわからない。母も兄弟と分け隔てなく育てようとすればするほど、兄に甘くなってしまうというジレンマだ。そしていちいちそれに気づき、また息子は傷つく。遅れてきた思春期というやつだろうか。葛藤する息子がとにかく元ブルジョワの甘ったれ坊ちゃんでちょっと鼻で笑ってしまった。なんだかタイトルが読みづらいよね。
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