リッジスカイウォーカー

レイダース/失われたアーク《聖櫃》のリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

5.0
900本レビューへ向け、僕の大好きなインディ・ジョーンズシリーズを再鑑賞していきます!
ネトフリで全部観れるようになったことだし。
ミッドサマーの口直しにw

僕がインディに出会ったのは小学校高学年の頃の日曜洋画劇場かな。

先に魔宮の伝説の方を観ていて、ワクワクドキドキ!なんて面白いんだと!!
矢継ぎ早のアクション・エンターテイメント!

魔宮の伝説とバック・トゥ・ザ・フューチャーで映画の虜になり、現在に至ります。
スピルバーグとルーカスが作るものはもう絶対的に面白い!!というある種妄信者になり、どハマりにハマりました。

さて、今作はタイトルがレイダースということもあり、子どもの私は1作目という認知を全くしていませんでした。

よく映画に連れて行ってくれた叔母さんの家に遊びに行った時、魔宮の伝説が観たいと言ったら、レイダースは観たことある?って言われて、レイダースじゃなくてインディージョーンズが観たいと伝えたのを鮮明に思い出しますw
笑って、これが1作目だから観た方が良いよって言われ、タイトルが違う場合もあるんだ!!っていう学習をしましたw

もう10回以上は観てると思うんですが、何度観ても最高に面白いです。

最初の宝を盗み出すシーンから手に汗握ります!
何であんな仕掛けを用意できたのかは永遠の謎です(1回こっきり過ぎるし、宝を守るなら復元性が無さすぎる)がwいいんです!ドラマチックで面白いから!

罠を次から次へ掻い潜るシークエンスはもう最高です。
余談ですがこれがディズニーシーのアトラクションで再現されていた時は興奮の坩堝で、連続で2回乗りましたw 1回目は感動して涙していたような気がします。

このシリーズの面白さはコミカルな展開にありますよね。

マリオンの酒場でラーのメダルによって火傷を負ってしまう敵の手に焼印が付いてることが、ハイルヒトラーの挨拶で分かるところ。
だから片面しかわからなくて、アークがある場所とは違うところを掘っているとか。

奪った敵の服を着てカムフラージュしようとしたら、思ったより小っちゃかったとか。

敵がヌンチャクっぽい武器を出してきたと思ったら、ただのハンガーとか。

大型の剣を振り回して威嚇しているところに、拳銃一発ぶち込むところとか。

分かってても何回観ても笑えますw


インディは蛇が苦手というシークエンスはシリーズでお約束に出てきますが、こういう弱点を作っておくというキャラクター設定も上手いなぁと思う。
序盤で蛇が嫌いと言わせといて、アークを手に入れるためには大量の蛇がいる場所を越えなければいけない。
本当に手に入れたいモノはトラウマを越えなければならないというメッセージにも取れるし、インディが途方に暮れる表情にも笑ってしまう。


アクションシークエンスも拘りに拘ってて、飛行機がグルグル周りながら敵と戦うところは、まるでピタゴラスイッチのように要素が次から次へと積み重なるところとか。

トラックを奪うカーチェイスから外に投げ出されるけど、トラックの下を通ってムチを使って復帰するところとか。

荒唐無稽なところはあるけれども、映画だからこその考え抜かれたAが起きたからBに繋がるという展開が、次はどうなるの?という興味を引き出し、目が離せない!

スピルバーグのアクションは、どの映画でも随所にこういう巧みな仕掛けがされていてワクワクが止まらないんですよね。

アクションが起きるのはある種の必然性というか関係性があるから、というのを子どもなり感じ取っていて、だからこそ面白いし意味があるというのが、きっとスピルバーグで染み付いたんだと思います。

なので、アクションの派手さだけでただ破壊すればいいとか、必然性のない流れのモノは冷ややかに観てしまうのかなと。


アークが一体何をもたらすのかは、ラストシーンで非科学的なアプローチをしますが、考古学が怪奇的な現象を含んでいるというのは、人間にとって知的好奇心を滾らせ、ロマンを彷彿させるところも大好きです。


僕の映画人生の原点。

2時間があっという間であり、その時間を過ごせた事に幸せを感じられる。


僕が求めている映画の楽しさってコレなんですよね。