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レイダース/失われたアーク《聖櫃》のEDDIEのレビュー・感想・評価

3.5
ハリソン・フォードの代名詞!ワクワクとハラハラを感じられるアークを目指す冒険譚。動と静のバランスがよく、画面に釘付けになる演出はお見事。随所に入るコメディ要素も良い。

ハリソン・フォード主演作の『野生の呼び声』公開に向けて、彼の出演作で冒険ものを観ようと思い、久々の本作鑑賞。インディジョーンズシリーズの記念すべき第1作目です。

スティーブン・スピルバーグ監督、ジョージ・ルーカス原案・製作総指揮のスピルバーグ&ルーカスタッグの作品ですね!
本シリーズの音楽は聴くだけでインディジョーンズを思い出されるジョン・ウィリアムズの職人芸。
セカンドユニットディレクターにマイケル・ムーアの名前もクレジットされていました。

大学で教鞭をとる考古学者兼トレジャーハンターのインディアナ・ジョーンズが主人公。1981年公開と40年近く前の作品なんですね。
アーク(聖櫃)を求め敵との攻防に励む映画なんですが、ナチスドイツがこのアークを狙っているという初期設定がいかに危険で世界を脅かすものなのかという説明に十分です。欲を出すほど痛い目を見るという教訓だと感じられるほど、クライマックスシーンは見応えがありました。いやー、アークの力チートですわ。

ただ個人的に本作で一番恐ろしかったのはヘビですね。もうこの映画観たらヘビ嫌いになりますって。ハラハラさせる演出が巧みで、インディたちはこの危機的な状況をどうやって脱するんだと心配になったほどです。
あとは飛行場でのインディvs巨漢ファイターの対決も見応えがあって好きでした。巨漢の迎える結末はあまりにも無残でしたが。

時に目を覆いたくなるような気味の悪い(といってもホラー的演出ではありません)演出がありますが、基本的にはアドベンチャー映画なので気軽に観れる作品です。当時ハン・ソロぐらいしか有名なキャラがなかったので、ある意味ハリソン・フォードの出世作ですよね。

あと逞しすぎるヒロインにも要注目。人質の身ながらも豪快に酒を煽るシーンは笑いました(彼女の笑いが伝染します)。

※2020年自宅鑑賞62本目
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