メイデン

荒馬と女のメイデンのレビュー・感想・評価

荒馬と女(1961年製作の映画)
3.5
マリリンモンローと愉快なミスフィッツの巻

マリリンモンローの遺作です
そしてクラークゲーブルの遺作でもあります
2人の偉大なるスターの遺作という意味においては貴重な作品と言えます
皆、死に向かって生きてるなんていうセリフが劇中にありますけど、遺作だって知って観ると、なんか別のモヤモヤした感情が浮かんできて辛い
カウボーイ時代の終焉
時代に取り残される4人のミスフィッツ
希望を見せるラストながら、その先の現実は結局闇であり希望は打ち砕かれるわけなんですが…
終盤のマスタング狩りの迫力は凄いです
荒馬相手の大捕物のスリリングなこと
現実にやっているリアルがそこにある素晴らしいシーンです
リアルといえば、マリリンモンローの役柄は現実のマリリンモンローそのものなのかな、とも思う
魅力的な外見に惹かれて虜になっていくけど深く付き合ううちに不安定な彼女が自分の手に負えなくなる感じが現実と役柄がリンクしてるように見えます


というわけで夏休みマリリンモンローマラソンミッションは完遂です
急ぎ足ですけど夏休み中に終えることが出来ました
メイデン

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